<レコチャ広場>海外留学帰りは中国式「酒の席での商談」を覚えた方がよい

Record China    2012年6月21日(木) 15時43分

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17日、米ハドソン・アルファ研究所の研究員、韓健氏が「留学帰りは『中国の酒の席での商談』のやり方を必修科目にした方がよい」と論じたブログ記事を発表した。写真は山東省のレストラン。

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2012年6月17日、米ハドソン・アルファ研究所の研究員、韓健(ハン・ジエン)氏が「留学帰りは『中国の酒の席での商談』のやり方を必修科目にした方がよい」と論じたブログ記事が中国科学報(電子版)に掲載された。以下はその内容。

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先週の水曜日、シンガポールから戻ってすぐにノースカロライナ大学のSerody Jonathan教授を訪ねた。もう数週間も前からの約束だ。わずか1時間という短い時間に複数の共同研究プロジェクトについて話し合った。

教授と知り合ったのは2年前の免疫学会。こうした形で共同研究相手を見つけるのは、米国ではごく一般的だ。国際学会で知り合い、意気投合してメールアドレスを交換、その後、改めて会う機会を設ける。

だが、中国でこうした相手を見つけるのは全く違う方法とルートになる。その大半は酒の席だ。そこで、友人の友人と知り合う。もう10数年も米国と中国の間を行ったり来たりする生活を送っているが、筆者はいまだにこの方法に慣れないし、そういう機会も持てずにいる。

なぜなら、筆者は酒が飲めないからだ。酒を飲んで初めて本音を口にする、という考えも理解できない。相手の研究内容も人柄も良く分からないうちに、提携話を持ち掛けられても、なんだか違う気がする。互いの得意分野を理解しあって、それを補う形で協力するのが一般的ではないのか?

相手がいなければどうしても自分の研究が成り立たないという関係にあって、手を結ぶというならわかる。だが、中国では相手の研究内容を把握しているかどうかさえも怪しい。外国人はこうした実情がよく分かっていないため、酒の席で熱心にくどかれるとひどく感動するようだ。だが、いざ提携が始まってみると失敗に終わることも多い。祖国に帰る予定のある中国人研究者も、このことをよく肝に銘じておいた方がよいだろう。(翻訳・編集/NN)

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