李克強総理訪独:中独関係を推進、協力・ウィンウィンの模範に

人民網日本語版    2018年7月5日(木) 19時20分

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李克強総理が近くドイツを訪問し、第5回中独政府間協議を行う。

李克強総理が近くドイツを訪問し、第5回中独政府間協議を行う。今回の訪独は中独包括的・戦略的パートナーシップをより高い水準へと押し上げるとともに、中独関係が協力・ウィンウィンの模範となる後押しとなる。(文:楊長湧・中国マクロ経済研究院対外経済研究所総合室副室長)

中独協力の深化は両国が互恵・ウィンウィンを実現するうえで必要な事だ。現在、中独の経済発展は共に反グローバル化と世界経済の下押しリスクがもたらす圧力に直面しており、各自の強みを発揮し、補完的に協力して、各自の経済発展に新たな原動力を与える必要がある。ドイツは自動車や精密機械の輸出を拡大し、対外投資を通じて中国を含む新興国の発展がもたらす利益を分かち合うことを望んでいる。一方中国は、外資をより良く利用して質の高い経済発展を推し進め、輸入をさらに拡大して日増しに高まる素晴らしい生活への国民のニーズを満たすことを望んでいる。今回の訪独を通じて中独協力を深化し、二国間貿易・投資成長の新たな空間を開拓し、中独協力の質的向上と高度化を後押しし、両国の互恵・ウィンウィンを実現する。

■期待される中独協力深化の成果

中独関係の戦略性はさらに高い水準へと向かう。中独は包括的・戦略的パートナーシップにある。この「戦略」は中独二国間のレベルのみに体現されるものでは決してなく、国際・地域問題に対する中独協力の重要な影響にも体現される。今回両国首相は政府間協議の共同議長を務め、世界と地域の重大な焦点となる問題の意思疎通と調整について踏み込んだ意見交換をする。双方が多国間主義と自由貿易の維持、欧州統合の支持、中国とEUの経済・貿易協力制度の構築推進、地政学的衝突の平和的解決など重大な問題について踏み込んだ協議をし、重要な共通認識にいたること、世界の政治と経済の不確定要因、不安定化要因が増える中、国際社会の予測の安定、国際社会の自信の強化に資する重要なメッセージを発することが期待される。

中独のイノベーション協力はさらに深まる。イノベーション協力は中独協力の重要な構成部分であり、今回の訪独の重要な目的の1つでもある。現在の情勢の下、ドイツのようなイノベーション大国及び科学技術大国との協力強化は、中国にとって特に重要な現実的意義を持つ。今回、両国首相は中独経済・技術協力フォーラムや中独自動車自動運転展示イベントに出席するほか、協力文書の調印に立ち会う。中国の革新駆動型発展戦略とドイツの「工業4.0」「ハイテク戦略」などがより高水準の連携を実現し、双方がAI、バイオテクノロジー、IoT(モノのインターネット)など新たな科学技術革命と産業変革の重要分野で協力研究と技術移転・実用化を強化して、両国の産業高度化のニーズにより良く適応するとともに、グローバル・イノベーション能力開放協力の推進、知的財産権保護の促進、技術的要素の秩序ある自由な移動の実現のために新たな原動力を提供することが期待される。(編集NA)

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