暴風雨で倒れた木の下敷きになった男性を女子大生が協力して救出 四川省

人民網日本語版    2018年7月5日(木) 19時40分

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7月2日、四川省成都市は暴風雨に見舞われた。成都大学では、女性寮2棟の間にある大木が強風で倒れ、電動バイクに乗っていた男性に直撃するという事故が起こった。

7月2日、四川省成都市は暴風雨に見舞われた。成都大学では、女性寮2棟の間にある大木が強風で倒れ、電動バイクに乗っていた男性に直撃するという事故が起こった。華西都市報が報じた。

その男性は木の下敷きになり、けがをして身動きが取れなくなっていた。その時、多くの女子大生が大雨の降る中寮から飛び出してきて、声を合わせて木を持ち上げようとし、それを見て他にも多くの人が駆けつけて男性の救出を試みた。また、その男性が雨に濡れないよう、地面に跪いて傘をさしてあげる人もいた。

翌3日、その「救出作戦」に参加したという寮の管理者・黎さんは取材に対して、「あのときは大雨が降っていた。それでも、多くの女子学生が裸足、パジャマ姿で飛び出してきて木を持ち上げていた。また、地面に跪いて、男性に傘をさしてあげている人もいた。多くの人が全身ずぶ濡れになっていた。学生たちは本当に勇敢で、心があたたまる」と話した。

同日、成都大学の女子学生の寮を取材し、男性の救助に参加した寮の管理者の姨さんを取材した。「その事故は2日の午後4時ちょうどくらいに起きた。大雨が降っており、私は寮の玄関に座っていた。すると、大きな木が倒れて、電動バイクに乗っていた男性が下敷きになった」。

また、黎さんは、「木が倒れてから、そこを通るたくさんの学生が集まってきて、木を持ち上げようとしていたので、私も飛び出して一緒に持ち上げた。そのうち、みんなが掛け声をかけるようになり、力を合わせて木を持ち上げた。そうしている間に、多くの学生が寮から飛び出してきて一緒に持ち上げた。多くの女子学生が裸足、パジャマ姿だった」と話した。

趙さんも「救出作戦」に加わった女子学生の一人で、「あの時、寮に帰る途中だった。突然、『助けて』という大声が聞こえて、同級生と一緒にすぐに走って行って、木を持ち上げた」話した。

そして、「自分でもとてもすごいと思う」と、だんだん興奮気味に話すようになり、「女性なので、こんなことでもないと、自分たちの力がどれほど強いのか分からなかった」と話した。

同大学の関連の責任者は取材に対して、「救出された男性の容態は安定している。突然の事だったが、学生らの対応はとてもすばらしかった」と話した。(編集KN)

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