検索最大手・百度CEO「モバイルインターネットは飲酒運転」―中国

Record China    2012年6月16日(土) 10時22分

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11日、中国の検索最大手・百度(Baidu)のロビン・リーCEOはこのほど、モバイルインターネットの現状は飲酒運転のようなもので、みな興奮しているが、これで稼ぐのが難しいことなどは考えもしないと語った。写真は北京の百度本社。

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2012年6月11日、人民網日本語版によると、中国の検索最大手・百度(Baidu)のロビン・リー(李彦宏)CEOはこのほど行われた第7回百度連盟サミットで、モバイルインターネットの盛り上がりの背後をみると、広告、ゲーム、電子商取引(eコマース)という3つの主流ビジネスモデルがまだ成熟していないと指摘し、モバイルインターネットの現状は飲酒運転のようなもので、みな興奮しているが、これで稼ぐのが難しいことなどは考えもしないと語った。国際金融報が伝えた。

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リーCEOは昨年のサミットでは、モバイルインターネットとクラウドコンピューティングがこれからの二大潮流だと述べ、今年のサミットでも同じくこの2点を取り上げた。

リーCEOによると、現在のモバイルインターネットはバブル時代にあるともいえる。この分野の三大主流ビジネスモデル、すなわち広告、ゲーム、eコマースはいずれも難しい課題に直面している。現在のモバイル広告の割合は非常に低く、端末ディスプレーが小さいこと、主に細分化された時間を利用していることから、モバイル広告の流動性はパソコンによるインターネットにはるかに及ばない。ゲームについてみると、米アップル社のOS「iOS」を除く他のプラットフォームは、真に優れた利益獲得ルートをまだ確立していない。位置情報に基づくサービス(LBS)を含むeコマースをみると、シェアは低くハードルは高いといえる。

リーCEOによると、モバイルインターネットはさまざまな課題に直面しているが、無数ともいえる人々が前のめりになって進んでいる。これをみるとパソコンによるインターネットのバブル時代を思わずにはいられない。当時は多くの企業が大量の資金を投じ、まるで飲酒運転のような状況で、刺激的だが大変危険な情況だった。みな興奮しているが、ネットで稼ぐことの難しさなど考えもしないのだという。(編集/TF)

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