中国で13年前に行方不明になった女性、両親と感動の再会―中国メディア

人民網日本語版    2018年7月5日(木) 0時10分

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広州白雲国際空港で1日、米国から駆け付けた中鳳敏さん(18)が13年ぶりに実の両親と再会。その瞬間、中さんは父親としっかりと抱き合った。

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広州白雲国際空港で1日、米国から駆け付けた中鳳敏さん(18)が13年ぶりに実の両親と再会。その瞬間、中さんは父親としっかりと抱き合った。澎湃新聞が伝えた。

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今年4月、中さんはインターネットやメディアを通して、実親を探しているというメッセージを発信した。中さんは5歳の時に、広東省中山市東鳳鎮で迷子になり、その後、福祉施設に引き取られて「中鳳敏」と名付けられ、2012年には米国の夫婦に引き取られた。中さんは今年、米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校に合格した。その後、仏山市順徳区に住む梁華さんが上記のメッセージを見つけ、他の情報と照らし合わせて、中さんが行方不明になった自身の娘に似ていることがわかった。

仏山市順徳区公安局の職員によると、約2カ月間の情報交換やDNA鑑定を通して、中鳳敏さんは、梁華さんの娘・梁晶浪であることが判明した。

13年前、5歳だった中さんが行方不明になり、梁華さんは仕事をする気力もなくし、全ての精力を娘を探すことに費やすようになった。順徳区にある梁華さんの自宅には、娘がいつ帰ってきても弟や妹と一緒に勉強ができるようにと、今に至るまでその席が当時のまま残されている。

今年4月から、中さんが出したメッセージが中山市や順徳市でも広まり、梁さんは5月初めにネット上でそれを目にした。そして、「自分の娘にとても似ている」と感じて、あまりのうれしさに携帯を落としそうになったという。

5月3日深夜、梁さんは中さんに微信(WeChat)を通して、「頭につむじが2つありますか?」、「鼻の頭に小さなほくろがありますか?」、「小さい時に、家の玄関で転んで、腕を脱臼したのを覚えていませんか?」と質問した。

米国でそれらのメッセージを受け取った中さんは、机の上にうつ伏せになって涙を流した。そして2分後に、「あなたは私のお父さんです」と返信した。

梁さんはスマホを通して、実の娘と13年ぶりに「再会」し、その夜、二人は喜びの涙を流した。ビデオ通話で、中さんが泣きながら、「情けないけど、お父さんの顔を思い出せない」と話すと、梁さんは、「君は孤児ではない。君の名前は梁晶浪で、弟と妹が3人いるんだよ」と伝えた。

5月9日、梁さんと妻の呉琴梅さんは順徳区公安局に助けを求め、それを重視した同局は広東省公安庁刑偵局と仏山市公安局のサポートの下、グリーンチャンネルを通して、梁さん夫妻のDNAサンプルを検査し、DNA鑑定によって、米国の夫婦が中山市の福祉施設で引き取った中さんは、梁華さん夫妻の娘・梁晶浪であることを確認した。

7月1日正午、中さんは広州白雲国際空港に到着し、梁さん夫婦と再会。順徳区の自宅で、中さんを歓迎する準備は早くから整っており、窓には「I LOVE YOU」と書かれた風船が飾られ、歓迎メッセージが書かれた横断幕が掲げられていた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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