苦労して育てたのに…河南省で10トン以上のスイカが一晩で全滅させられる=「どうしてみんな村から出たがるかよく分かる」―中国ネット

Record China    2018年7月5日(木) 23時0分

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2日、観察者網は、河南省登封市の農家が育てたスイカ10トン以上が、わずか一晩の間に何者かによって全滅させられたと伝えた。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。写真はスイカ。

2018年7月2日、観察者網は、河南省登封市の農家が育てたスイカ10トン以上が、わずか一晩の間に何者かによって全滅させられたと伝えた。

記事によると、農家の王彦明(ワン・イエンミン)さんは先月29日午後11時過ぎ、家族が収穫した唐辛子を次の日の朝市で売ってしまいたいと思い、いったん畑から家に帰った。30日午前3時までかけて唐辛子を車に乗せ、同8時には唐辛子を完売して畑に戻ったという。

ところが、畑に着いてみると、苦労して育てたスイカが、刃物のようなもので切られているのを発見。よく見てみると、スイカすべてに切られた跡があり、誰かにやられたことを悟ったという。

王さんは「最初は、通りすがりの人のいたずらで、道路際のスイカがいくつかやられただけかと思った。でも畑に入ってみて、すべてのスイカがやられていることが分かった。切り口は長いもので30~40センチ、短いものでも5~6センチあり、何カ所も切られているスイカもあった」と語った。

王さんによると、あと10日ほどで出荷する予定で、天候に恵まれた今年は10トン以上の収穫を見込んでいたという。2万元(約34万円)以上の収入が期待されたが、王さんは「盗まれたのならば少なくとも誰かに食べてもらえ、こんなにも嘆くことはなかった。少なくとも浪費にはならない」とも発言。被害に遭ったスイカの量が多いため、警察は刑事事件として捜査を始めている。

これに対し、中国のネットユーザーから「家族みんなが期待している収入だろうに」「変態だ。重刑にすべき」など、非難するコメントが多く寄せられた。

また、「一部の人間は、自分ができていないのに他人ができているのを見て、被害を及ぼす」「そんなに複雑なことではない。同じ村人からねたまれたのだろう」「どうしてみんな村から出たがるかよく分かるよ。これが原因の一つだ」などのコメントもあり、農村部の人間関係もなかなか複雑なようだ。(翻訳・編集/山中)

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