「日本代表のロッカールーム清掃はパフォーマンスではない」中国国営メディアが絶賛、中国ネットも同調

Record China    2018年7月5日(木) 11時20分

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4日、中国共産党機関紙・人民日報は「日本代表のロッカールーム清掃は、パフォーマンスではない」とする評論記事を掲載した。写真はベルギー戦の会場。

2018年7月4日、中国共産党機関紙・人民日報は「日本代表のロッカールーム清掃は、パフォーマンスではない」とする評論記事を掲載した。

記事は、サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会のベルギー戦に敗れた日本代表のロッカールームがきれいに清掃されていたことを紹介。「試合後にサポーターに誠意をもって感謝を示し、ロッカールームをきれいに片付けたことは、プロとしての高い素養の表れだ。観客席を清掃したサポーターの行動も相まって、負けてもなお使った場所をきれいにしようという素晴らしい習慣は、日本サッカーのイメージの一部になっている」と評した。

その上で、「チームがロッカールームを、サポーターが観客席を清掃するのは、他人に見てもらうためでも、輝かしい光景を演出するためでもなく、自身の素養によるもの。それは全てのチーム、全てのサポーターがお手本にすべきことだ。チームのプロ意識、サポーターのモラルを高めることは、世界のサッカー界がみんなで重視すべき課題だ」と論じている。

人民日報による日本代表、日本サポーターに対する評価について、中国のネットユーザーは「日本はどれだけ中国の先を行っていることか」「パフォーマンスだと思いこむ人は、自身がそのレベル達していないだけのこと」「日本という国は嫌いだが、それでもいいところは参考にすべきだと思う」「これは作り話ではない。本当に敬服させられる」など、同調するコメントを数多く残している。

一方で「中国国内リーグのサポーターだって、試合後にゴミを拾うぞ」と納得いかないユーザーも。これに対して、別のユーザーは「日本が称賛されて中国が称賛されないのは、日本人はそれを日常の行為としてとらえていて、褒められたいからやっているわけではないからだ」と指摘した。

また、「仕方ないと思う。細かい部分を気にしない上、大義すら持てない民族だし」「中国では礼儀の文化はすでに断絶してしまったと思う」など、自国のモラルを悲観的に捉える感想も見られた。(翻訳・編集/川尻

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