台湾地区阿里山の観光列車が運行再開

人民網日本語版    2018年6月29日(金) 22時20分

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台湾地区の阿里山森林鉄道では、今年1月から2月にかけて4回も脱線事故が発生し、3月12日から運休が続いていた。

台湾地区の阿里山森林鉄道では、今年1月から2月にかけて4回も脱線事故が発生し、3月12日から運休が続いていた。台湾鉄路管理局は、路線や車両の全面点検・修理およびメンテナンスを実施した。観光列車は今月26日に試運転を行い、27日から正式に運行を再開した。台湾地区の「聯合報」の報道を引用して中国新聞網が伝えた。

運転再開後、初めて運行する列車が午前9時に嘉義駅を出発した。多くの観光客が、阿里山観光列車が運行を再開したことに、喜びと興奮を隠しきれない様子だった。70歳になるというお年寄りは、「阿里山の列車に乗るのは生まれて初めてのことだ。列車の運行が再開されることを知り、台南市官田区から駆けつけた」と話した。

乗客の中には日本からの観光客のほか、台湾一周旅行中のスイス人・オリビアさんもおり、彼女は阿里山が非常に美しい場所であると聞き、友人から阿里山列車が運転を再開したことを知らされ、やって来たという。彼女は、阿里山列車に乗って奮起湖に向かい、そこから車で阿里山を観光する計画だという。友人と台湾旅行をスタートさせた時点では、阿里山列車が一時運休していると聞いてとても残念に思っていたというオリビアさんは、「私はとてもラッキー。有名な阿里山列車に乗ることができて、大変嬉しい」と話した。

阿里山列車は、これまで何度も、台風などの天災のために運休となったことがある。現時点では、本線のうち、嘉義駅-阿里山郷十字路駅(奮起湖経由)間だけで運行されている。中断されている十字路駅から二万坪駅の間は、新しいトンネルを開通させる必要があり、全線で運行が再開されるのは2022年以降になるとみられている。阿里山森林観光区を走る阿里山鉄道支線(沼平、神木および祝山線)は、最も人気が高い区間であり、最も収益の高い路線でもある。(編集KM)

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