女性にとって最も危険な国はインド、10位の米国にも注目―最新報告

人民網日本語版    2018年6月30日(土) 0時40分

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女性にとって最も危険な国はインドだった。その危険度は、何年も内戦状態の中東やアフリカの国をも上回った。写真はニューデリー。

英慈善団体のトムソン・ロイター財団はこのほど、専門家548人から女性問題についての意見を聴き、26日にその調査結果を発表した。その結果、女性にとって最も危険な国はインドだった。その危険度は、何年も内戦状態の中東やアフリカの国をも上回った。環球網が伝えた。

米CNNの26日の報道によると、レポート「世界の女性にとって最も危険な国」は主に、医療の状況や文化・伝統、社会的偏見、暴力問題などに注目している。インドは多くの指数でワースト1位となっている。例えば、女性が性的暴行やセクハラ被害に遭う危険が最も高く、時代遅れの文化・伝統の被害が最も大きい。また、インドは人口爆発の問題にも直面しているのを背景に、女性が人身売買や性的暴行の被害に遭いやすい。

インドが女性にとって一番危険な国となったことで、「インドは女性の人権問題を完全に無視している。インドは世界で経済成長ペースが最も速く、宇宙開発や技術の面で世界トップレベルであるにもかかわらず、女性に対する暴力問題が足を引っ張っている」など、非難する声が次々に挙がっている。

危険な国ランキングでは、インドがトップで、以下、アフガニスタン、シリア、ソマリア、サウジアラビア、パキスタン、コンゴ民主共和国、イエメン、ナイジェリアと続いた。10位に米国が入ったことも注目を集めている。レポートを見ると、上位はアジア、アフリカ、中東の発展途上国であるため、10位の米国は非常に目立つ存在となっている。CNNは、「昨年、米国の女性らが著名人によるセクハラや性的暴行の被害を告発して社会現象にもなった『#Me Too』運動と関係がある。多くの『変質者』に関する事実が表沙汰になり、専門家の米国に対する評価が下がった。米国の『性的暴行とセクハラの危険』はシリアと同じワースト3位」と報じた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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