中国のサッカーロボットが「ワールドカップ」で3回目の優勝果たす

人民網日本語版    2018年6月28日(木) 0時10分

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2018年ロシアW杯が激戦を繰り広げるなか、カナダのモントリオールでもあるサッカーW杯が開催されている。しかし参加選手は人間ではなく、ロボットだ。

2018年ロシアW杯が激戦を繰り広げるなか、カナダのモントリオールでもあるサッカーW杯が開催されている。しかし参加選手は人間ではなく、ロボットだ。科技日報が伝えた。

ロボカップ2018では、浙江大学の「ZJUNlict」チームがロボサッカーのライトウェイトの部で優勝を手にした。浙江大学のチームはこれで3回目の優勝となった。

ロボットは小さいが、試合では優れた技術を披露。浙江大学制御科学・工学院教授、ZJUNlictチーム監督の熊蓉氏は取材に対し、「フィールド上のロボットは執行者に過ぎず、すべての指示は会場外の最強ブレーンから出されている」と説明した。

情報によると、会場の上方には8つのカメラが設置されており、各エリアの映像撮影と伝送を担当している。すべてのロボットの頂部には、カラーパネルが取り付けられていた。カメラは映像データを「最強ブレーン」を持つメインコンピュータに伝送する。コンピュータはその色に基づきロボットの位置、方向、状態を判断する。かつ試合全体の状況に応じ、各ロボットの次の動きを直ちに分析し、指示を出す。

「最強ブレーン」のアルゴリズムは、即時性が重要となる。熊氏は、「1枚の画像の周期は16ミリ秒で、そのうちに指示を出さなければ遅延が生じ、ミスにつながる。ロボットのスマート性能が良くても、計算に大量の資源を消耗し、ロボットが直ちに指示を受けることができなければ、おかしな動きをすることもある」と述べた。

熊氏は3回優勝したことについて、「ロボカップの目的はサッカーをすることだけではなく、技術の発展方向をけん引することだ」と述べた。

これらのサッカーロボットの多くの技術が、徐々に産業に応用されている。車輪移動や測位などを、産業用ロボットの分野にその成果を見ることができる。また複数のロボットが協力する技術は、軍事面において応用されている。(編集YF)

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