中国人観光客を重視していない!批判の書簡を政府に送付―英駐中国大使

Record China    2012年6月9日(土) 21時55分

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8日、英国のセバスチャン・ウッド駐中国大使はこのほど、本国のテレサ・メイ内務大臣などに対し、英国のビザ発給に関する硬直した手続きを改めないと裕福な中国人観光客が他国へ流れてしまうとの懸念を表明した書簡を送付した。写真はロンドン。

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2012年6月8日、英紙フィナンシャル・タイムズによると、英国のセバスチャン・ウッド駐中国大使は本国のテレサ・メイ内務大臣などに対し、英国のビザ発給に関する硬直した手続きを改めないと裕福な中国人観光客が他国へ流れてしまうとの懸念を表明した書簡を送付した。環球時報(電子版)が伝えた。

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英紙イブニング・スタンダードは6日、ウッド大使の書簡の内容を明らかにした。それによると、英国のビザ発給に関する硬直した手続き制度は潜在的な英国への観光客をその他の国へ向かわせるだけであり、中止すべきであるとの内容だった。この書簡はメイ内務大臣だけでなく、キャメロン首相やヘーグ外相などにも回付されたという。

ビザ発給処理の遅れへの不満に対し、英内務省は今年夏に150人の臨時要員を中国へ派遣し対応するとの計画をすでに発表している。しかし、ウッド大使は、可能な書類についてはコピーを採用したり、米国のようにビザ再申請者の一部の条件を緩和するなどの方が効果が上がると提案している。

中国人観光客に対するビザ発給の遅れは、開幕まで残り50日を切ったロンドン五輪への観光客誘致にも影響が出る可能性がある。(翻訳・編集/HA)

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