三峡ダムが深刻な渇水状態、上流の大型ダム群が原因―香港紙

配信日時:2012年6月9日(土) 5時21分
三峡ダムが深刻な渇水状態、上流の大型ダム群が原因―香港紙
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7日、上流の大型ダム群が原因で三峡ダムが深刻な渇水に陥っている。大型ダム建設を見直さなければ長江はいずれ干上がってしまうかもしれない。写真は三峡ダム。
2012年6月7日、環球時報によると、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙が6日、上流に建設された複数の大型ダムが原因で三峡ダムが深刻な渇水に陥っていると報じた。三峡ダムは世界最大級の水力発電所だが、水が不足すれば十分な発電ができない。

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中国水力発電工程学会の張博庭(ジャン・ボーティン)副事務長などの専門家が現地の状況を検証し、上流に位置する複数の大型ダムが貯水し始めると、下流に位置する三峡ダムに必要とされる水量の確保がほぼ不可能であることを確認した。

上流のダムが貯水するようになったのに伴い、その下流域では深刻な干ばつによる被害が頻発するようになり、ハ陽湖や洞庭湖などの中国最大級の湖も水源が脅かされるようになっている。

長江水資源保護局の元局長は、ダムで発電に必要とされている水量は長江の総流量をすでに超えていると指摘。四川省の地質学者をはじめとする専門家からも、もし政府が大型ダムの運行計画を見直さなければ長江はいずれ干上がってしまうと警告している。(翻訳・編集/岡田)
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