北京の携程実店舗で予約制外貨両替が可能に

北京市民は、もはや銀行に出向くことなく、近くにある旅行会社の店舗に行けば、予約制で外貨両替ができるようになった。携程旅行網の北京地区にある実店舗では、海外旅行にでかける市民に便利な予約制外貨両替サービスを全面的にスタートさせた。北京日報が報じた。

現在北京にある携程実店舗の95店舗全店で、外貨両替オンライン予約サービスが行われている。利用客は、店舗のQRコードをスキャンして外貨両替のページに入り、予約と決済を行うことができる。その後、最寄りの店舗あるいは空港を選択し、外貨交換の日時を指定すれば手続きは完了。携程旅行網で海外ツアー、自由旅行、航空機チケット、ホテルを予約した利用客はもちろん、それ以外の外貨両替を希望する利用客も、このサービスを利用することができる。携程の実店舗は、このサービスを無料で提供しており、両替可能な外貨は約30種類、しかも外貨キャッシュの用意を100％保証する。

国内から海外旅行に出かける観光客の増加にともない、「旅行先がマイナーな国・地域のため現地通貨の用意が難しい」、「銀行の予約サイクルが長すぎる」、「額面金額が小さい外貨は長期にわたり需給の無い状態が続く」など、外貨両替における問題点が日増しに顕著化している。目的地に到着した後に両替する場合も、観光客は、より高額の手数料を支払わなければならないという問題に直面することになる。携程ルート事業部の張力・総経理は、「オンライン予約後に実店舗で両替サービスを提供するという革新的な方法によって、現有の問題を有効的に解決できる。予約・決済が可能であるほか、弊社の実店舗では、外貨現金の直接受け取りサービスも行っている」とコメントした。（編集KM）