中国新聞網は22日、福田康夫元首相が、上海で開催される大型の国際学術討論会に出席すると伝えた。

記事は、「22日に上海に到着した福田元首相は、中国社会科学院、復旦大学、中華日本学会の招待を受け、上海で開催される『新型国家関係と人類運命共同体の構築を推し進め、日中平和友好条約締結40周年を記念する国際学術討論会』に出席する」と伝えた。同討論会には、日中両国から約200人の専門家や学者が出席し、24日に上海市の錦江飯店で開催されるという。

記事はさらに、「福田元首相の父親である福田赳夫氏は首相在任中の1978年に日中平和友好条約を締結した。福田元康夫元首相が在任中の2008年に、日中両国は4つ目の基本文書となる『戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明』を締結した」と紹介した。

その上で記事は、「近年、福田元首相は積極的に両国関係改善を推し進めている。今回の訪中で福田元首相は、『新型国家関係と人類運命共同体の構築を推し進め、日中平和友好条約締結40周年を記念する国際学術討論会』において重要な演説を行う予定だ。主催者は、福田元首相の訪中が、日中関係の持続的な改善を促進し、安定・長期的な新たな重要な作用をもたらすことを期待している」と伝えた。福田元首相は、訪中期間中にその他の機構も訪問し、関連する活動に参加するという。（翻訳・編集/山中）