<サッカー>赤字まみれの中国クラブが超大物選手を獲得できる理由―英メディア

Record China    2012年6月1日(金) 6時47分

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28日、英BBCは記事「中国のサッカークラブはなぜトップ級の人材を求めるのか?」を掲載した。収支を度外視した大物選手獲得の背景には、政治的思惑があるという。写真は27日、試合を観戦する上海申花クラブの朱駿オーナー。

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2012年5月28日、BBCは記事「中国のサッカークラブはなぜトップ級の人材を求めるのか?」を掲載した。30日、環球時報が伝えた。

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今春、元フランス代表のアネルカ選手が中国スーパーリーグに移籍した。英名門チェルシーに所属するドログバ選手もまもなくその後を追うという。しかし中国クラブの経営状況を見ると、いずれも巨額の赤字を抱えていて、大物選手獲得にふさわしい状況とは言い難い。上海申花クラブの売り上げはわずか200万ポンド。チェルシーの予算1週間分にも満たないが、ドログバ選手に現在の5倍という年俸を提示した。

中国サッカーに詳しいローワン・シモンズはこの常軌を逸した大物選手獲得には政治的背景があると分析する。W杯優勝を期待する中国政府トップの政治的シグナルを受けた大富豪のクラブオーナーたちが大物選手獲得に金を注ぎ込んでいるというのだ。しかし中国サッカーの腐敗は構造的なものであり、金銭以外の魅力はないとも指摘している。中国人サッカーファンも悲観的に見ている。中国の政治指導者は多くのことを成し遂げる力を持っているが、中国サッカーに勝利をもたらすことは難しいと考えているのだ。(翻訳・編集/KT)

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