日韓の「好感度」が逆転、“日本好き”韓国人が増えた理由は?=「若い世代は違和感がない」「問題なのは日本政府」―韓国ネット

Record China    2018年6月19日(火) 16時20分

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19日、韓国・朝鮮日報によると、韓国人の日本に対する好感度が改善されているのに対し、日本人の韓国に対する好感度は悪化していることが分かった。資料写真。

2018年6月19日、韓国・朝鮮日報によると、韓国人の日本に対する好感度が改善されているのに対し、日本人の韓国に対する好感度は悪化していることが分かった。

韓国の「東アジア研究院・韓国高等教育財団」と日本の特定非営利活動法人「言論NPO」は18日、報告書「第6回日韓国民相互認識調査」を発表した。同調査は13年から毎年実施されており、今年は5月19日~6月3日、日本と韓国の成人男女2014人を対象に行われた。

報告書によると、日本に対する印象を「よい」と答えた韓国人の割合は、16年は21.3%、17年は26.8%、18年は28.3%と毎年増加傾向を示している。一方で、韓国に対する印象を「よい」と答えた日本人は、16年は29.1%、17年は26.9%、18年は22.9%と減少傾向を見せており、日韓で「好感度の逆転現象」が起きている。よくない印象を持つ理由として、韓国人(70%)と日本人(69.3%)の双方が「歴史問題」を1位に挙げた。よい印象を持つ理由として、韓国人は「日本人の親切で誠実な国民性」(73.5%)、日本人は「韓国文化に関心があるため」(50.7%)を1位に挙げたという。

また現在の日韓関係が「悪い」と認識している韓国人は、昨年に比べて10.8%減少し54.8%、日本人は17.1%減少し40.6%となり、改善の兆しを見せている。課題としては、竹島問題(日本38.7%、韓国82.1%)、歴史認識や教育問題(日本54.7%、韓国78.1%)、日本軍慰安婦問題(日本42.2%、韓国73.5%)となった。

東アジア研究院のソン・ヨル院長は「日本に多く訪問し、情報を得た韓国の20~30代の若い層の対日好感度が改善された結果」とし、言論NPOの工藤泰志代表は「日本人が韓国を嫌いなのではなく、歴史問題などが原因で関係改善が難しいとみて関心が冷めた」と分析した。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「若い世代は日本に対する違和感がない」「韓国人はいつも日本に関心がある」「日本旅行の番組や記事もたくさんあるしね」など、日本への関心の高さを訴える意見の一方で、「やっぱり日本には反感を感じる」との声や「問題なのは日本政府であって、日本という国や日本国民とは関係ない」と日本政府への批判の声が寄せられた。(翻訳・編集/三田)

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