王立軍・重慶市前公安トップがクビにした警察官ら、復職求め訴え起こす―香港紙

Record China    2012年5月26日(土) 7時52分

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24日、2月に米領事館への駆け込み事件を起こした王立軍・重慶市前副市長兼公安局長に、降格や免職処分を受けた警察官らが復職を求める訴えを起こしている。写真は王氏。

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2012年5月24日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、2月に米領事館への駆け込み事件を起こした王立軍(ワン・リージュン)重慶市前副市長兼公安局長に、降格や免職処分を受けた警察官らが復職を求める訴えを起こしている。英BBC放送の中国語版が伝えた。

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王氏が重慶市公安局長の職に就いたのは2008年6月。それから2010年3月までの間に降格や免職処分を受けた警察官や公安幹部は3000人以上に上る。王氏は在任中、警察官が遅刻したり、制服を着用していなかったりといった小さなミスを犯しただけで降格や転勤を命じたり、食堂では私語を禁じたりとかなりの専制ぶりを発揮していた。

当時の重慶市トップ、薄熙来(ボー・シーライ)氏の命を受け、「打黒行動」(汚職官僚及びマフィアの摘発キャンペーン)の陣頭指揮を執ってきた王氏。情報筋によると、王氏は自分が摘発したマフィアやクビにした警察官から恨みを買っていることは知っており、米領事館に逃げ込む前は身の危険を感じて公安局で寝泊まりしていたという。

王氏の初公判は6月にも重慶市で行われる見通し。死刑になる可能性も指摘されているが、王氏は英国人ビジネスマン殺害事件に関与していないため、懲役8年〜10年になるとの見方も出ている。(翻訳・編集/NN)

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