<続報>野人化した兄妹ついに下山、リハビリに最低半年が必要―山東省済南市

Record China    2012年5月25日(金) 10時53分

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24日、中国・山東省済南市東部の村の山奥で、20年以上も世間と隔絶した生活を送っていた兄妹は、済南神経康復(リハビリ)病院の協力の下、山を下り、20年ぶりにシャワーを浴び、検査を行った。

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2012年5月24日、中国・山東省済南市東部の村の山奥で、20年以上も世間と隔絶した生活を送っていた兄妹は、済南神経康復(リハビリ)病院の協力の下、山を下り、20年ぶりにシャワーを浴び、検査を行った。中国大手ポータルサイト・新浪(SINA)が伝えた。

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2人が世間との交流を絶ったことについて、兄妹の兄によると、1988年に家族を連れて山に移り住んだ時から、父親は村人から偏見を受けていると感じ、幼少のころから父親に世間との関わりを持たないよう教育されていた。さらに学校へも行かせてもらえず、その結果20年もの間、人と関わりを持たなかったという。

母親はすでに1988年に亡くなり、父親と一番上の兄も2008年に他界した。兄妹3人となると兄は弟と妹を養うため家の近くで仕事を始めたという。

病院の院長によると、妹の症状は心身の機能が低下する廃用症候群と思われ、大きなショックを受けたために腕と指が硬直したという。兄の病状は比較的軽く、脊椎に異常があるだけだった。妹のリハビリには短くても半年は必要だが、リハビリが一段落したら、心理療法を用いて心身ともに回復してもらうために尽力すると話した。(翻訳・編集/内山

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