何でも食べる美食家なのに、なぜか乳製品は苦手な中国人―英メディア

Record China    2012年5月23日(水) 18時48分

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22日、中国人は世界でもっとも豊かな食文化を持っているとされるのに、ことチーズなど乳製品の加工に関しては歴史的に無関心だと英メディアが伝えた。写真は09年1月、江蘇省淮安市内のスーパーの乳製品売り場。

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2012年5月22日、環球時報によれば、近年は中国でもチーズの人気が高まりつつあるが、英BBCが19日付で「中国人は世界でもっとも豊かな食文化を持っているとされるのに、ことチーズなど乳製品の加工に関しては歴史的に無関心だ」と伝えた。

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これまで乳製品は中国の食文化で“居場所のない食品”であり、チーズは1990年代まで店頭に並ぶことは稀で、中国人の多くは食べたことのない食べ物だった。その後も、一部の流行好きな都市部住民がチーズを食べ始めたが、それ以外の大半の人にとっては気味が悪く、異郷の地の不思議な食べ物という位置づけだった。

そもそも、中国ではほぼ全土で乳製品を食べる習慣がなかった。ただ、雲南省昆明市の南東に位置する石林イ族自治県(古くは路南県)では例外的に、塩を加えずヤギの乳から作ったチーズ「乳餅(ルービン)」が地域の特産品として古くから食べられている。

中国人は美食を追求する長い歴史を持っているが、乳製品に無関心なのは大豆や豆腐で代用できたからかもしれない。だが、もしかすると古代中国人が辺境の遊牧民族とははっきりと一線を画していたからではないだろうか。そんな野蛮な民族の得体のしれない食べ物など誰が食べるか、という感じだったのかもしれない。(翻訳・編集/岡田)

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