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韓国に衝撃、トランプ大統領の「米韓合同軍事演習を中止」発言、「非核化語らない金正恩氏にプレゼント」と韓国紙

配信日時:2018年6月15日(金) 18時30分
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2018年6月15日、史上初の米朝首脳会談後の記者会見で、米国のトランプ大統領は米韓合同演習を中止する意向を明らかにした。韓国国防部には「寝耳に水」で当惑を隠しきれず、韓国紙は「演習を罪悪視するような表現は衝撃的」「非核化を語らない金正恩氏に演習中断をプレゼント」などと反応している。

トランプ大統領の発言について、聯合ニュースは「在韓米軍と共に韓米同盟の根幹をなすものと認識されていることから、余波が広がることが予想される」と報道。「このような発言に対して韓国国防部は当惑を隠せない様子だ。国防部は『現時点では発言の正確な意味と意図の把握が必要だ』とするコメントを発表した」「合同演習の中止については米側と今まで何も議論がなかった」などと伝えている。

中央日報は米朝首脳会談に関する専門家の見方を特集。この中でソ・ジョンゴン慶煕大政治外交学教授は「韓米軍事訓練を『戦争演習(War game)』と見るのは北の論理だが、トランプ大統領がそのような表現を使った。米国務省や国防総省が訓練の意味と歴史をまともに報告したのか疑わしいほど」とし、「在韓米軍の撤収が次の合意に入っていないという保証もない」と述べた。

千英宇・韓半島(朝鮮半島)未来フォーラム理事長は「トランプ大統領が韓米連合訓練を罪悪視するように表現したのは衝撃的」と論評。「トランプ大統領の口から韓米同盟を否定する言及を直接受けたのは、北の立場では大成功であり非常に大きな成果」と懸念を表明した。

朝鮮日報は「トランプ大統領、非核化を語らない金正恩氏に『韓米合同軍事演習中断』をプレゼント」との記事を掲載。「北朝鮮抑止に絶対必要と考えられてきた韓米合同軍事演習について、トランプ大統領自ら北朝鮮の立場からか『費用がかかるだけの挑発的行為』と見なしたのだ」と解説した。

さらに「トランプ大統領がこのような発言を行った背景には、今回の米朝首脳会談で金正恩氏が『体制保証』を求める際に『韓米合同軍事演習の中断』を要求したからではないかとの見方もささやかれている」と指摘。これを裏付けるように北朝鮮の朝鮮中央通信は13日、首脳会談で金正恩氏が「相手を刺激し、敵視する軍事行動の中止」を要求したのに対し、トランプ大統領は「理解を示した」と報じた。

同紙は別の記事で「トランプ大統領と金正恩氏の会談は、見方を変えれば5100万人の韓国国民を人質にする金正恩氏と世界の警察官である米国との人質交渉だった」と言及。「その場合、人質は銃撃戦など起こらず、ただ事態が穏やかに終わることしか願わない。たとえ犯人が求めるものを手にしたとしてもだ。金正恩氏が今つけこもうとしているのは、まさにその人質心理だ」と警鐘を鳴らしている。(編集/日向)
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