<麗水万博>入場者不振で中国人観光客に照準!PR強化やビザ免除の特別措置も―韓国

Record China    2012年5月16日(水) 23時29分

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12日に韓国全羅南道麗水市で開幕した麗水(ヨス)世界博覧会の入場者が当初の予定を大幅に下回っている。組織委員会はてこ入れのため、中国人観光客に照準を定め、中国現地でのPR活動を強化するとともに、ビザ免除などの特別措置を採用するという。写真は万博会場。

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2012年5月16日、韓国全羅南道麗水市で12日に開幕した麗水(ヨス)世界博覧会(麗水万博)の入場者が当初の予想を大幅に下回っている。組織委員会はてこ入れのため、中国人観光客に照準を定め、中国現地でのPR活動を強化するとともに、ビザ免除などの特別措置を採用する考えだという。環球時報が伝えた。

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麗水万博の累計入場者数は15日、開幕4日目でようやく10万人の大台を突破した。

ソウル新聞は15日の社説で、組織委員会は万博の成功に自信満々だが現実は理想とやや距離があると説いた。同紙は、2010年に中国で開催された上海万博が1日平均20万〜30万人、週末は1日あたり50万人の入場者を記録したが、麗水万博は開幕初日12日の入場者数が3万6000人で当初予想の3分の1に過ぎず、2日目はさらに少なかったと伝えた。

韓国SBSテレビは15日、開幕当日に訪れた外国人観光客1700人のうち、80%が中国人だったと報じた。同局によると、国外で販売された4万7000枚の入場チケットの内、中国人に対しての販売が64%で、圧倒的な割合を占めている。組織委はより多くの中国人観光客を呼び込むため、中国人観光客の入場者目標数を25万人に設定し、現地での宣伝活動を強化するとともに、ビザ免除などの措置を講じるという。

一方、韓国の各メディアは、麗水万博不振の原因について、麗水市の地理的利便性の問題や高すぎる入場料などを挙げると共に、入場者の多くがパビリオンの内容に不満を漏らしていることなどを指摘している。

こうした状況に対し、ある韓国メディアは、あらゆる批判の中で組織委に対するものが最も多いと報道。組織委員会は国内外でPR活動をまだ全力で展開していないため、早急に改善案を出すべきであると指摘している。(翻訳・編集/HA)

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