<中華ボイス>愛国心で矛盾を隠すな!問題は国を統べる者―中国歴史作家

Record China    2012年5月17日(木) 21時45分

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先般中国の自称愛国者がフィリピンとの戦争を提唱。これに反対する者を自称愛国者たちは売国奴と罵った。戦争という極めて過激な思想を持つのがはたして愛国なのか、それに反対する者は何をもって売国奴なのか。写真は北京の人民大会堂。

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愛国心とは何かについては、立場や思想で違いが出てくるが、簡単にいえばその国を愛し、誇りに思うことだろう。昨今中国では愛国心について度々議論され、先般中国とフィリピンの領有権問題で中国の自称愛国者がフィリピンとの戦争を提唱。これに反対する者を自称愛国者たちは売国奴と罵った。戦争という極めて過激な思想を持つのがはたして愛国なのか、それに反対する者は何をもって売国奴なのか。

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2012年5月11日、中国の歴史作家、草軍書(ツァオ・ジュンシュウ)氏は、愛国心について、自身のブログに次のような意見を掲載した。

 「首都圏で最大規模の発行部数を誇る北京日報は、党の報道紙としても有名である。その北京日報は、“現在愛国主義が一部の者に嘲られ批判を受けており、ネットでは多くの者が国を罵っている”などと伝えている」

 「この報道は人々の考えを捻じ曲げ、矛盾をすり替えている。多くの人は今この国に充満している、絶望的で息苦しく怒りを覚える現象に嫌気をさしているが、中国という国を愛していないわけではない。国家は数千年に渡り変わりなくここに存在してきており、問題は国を統べる者が誰かということだ。一体誰がこの国をこんなにしたのだ!」。(翻訳・編集/内山

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