「中国のおばさん」がブロックチェーンビジネスに進出―中国メディア

人民網日本語版    2018年6月16日(土) 1時50分

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ブロックチェーンフォーラムの参加者をみると、技術的バックボーンを備えた人はそれほど多くなく、ひたすら名刺交換をして、微信(WeChat)の知り合いを増やしている「中国のおばさん」(中国の中高年女性)が多かった。資料写真。

6月7日午前8時30分、大勢の人が混み合った地下鉄で通勤している頃、2018年グローバルブロックチェーン技術応用上海サミットの会場は来場者で埋まり、ほとんど空席がない状態だった。これはこの週に上海で行われた3つ目のブロックチェーンの大型イベントで、来場者の熱気は最高潮に達していた。

イベント企画の1つ・ブロックチェーンフォーラムの参加者をみると、技術的バックボーンを備えた人はそれほど多くなく、ひたすら名刺交換をして、微信(WeChat)の知り合いを増やしている「中国のおばさん」(中国の中高年女性)が多かった。このほかにまだブロックチェーンを利用したことのない人もいた。

サミットの主宰者によると、この中高年女性たちの実力を甘くみてはならない。彼女たちの多くが自分のコミュニティーを擁し、力強いソーシャルネットワーキングツールを有するからだ。彼女たちこそ仮想通貨発行プロジェクトの主宰者が高く評価する顧客フローの入り口の1つだ。

劉さんはこうしたフローの入り口にあたる存在だ。「自分も微商(微信を利用して販売や宣伝する電子商取引)からブロックチェーンビジネスに移行してまだ日が浅い。従来型の微商は利益がそれほど上がらなくなったので、モデル転換を考えた」と話した。

劉さんは続けて、「微商になって数年たち、手元には一定のユーザー資源が集まった。これまでは主に微信の大規模なクラスターを通じてビジネスをしてきた。でも今では化粧品類のビジネスはますます難しくなっている。スターが商品の売れ行きをコントロールするようになり、川上の利益が減少して、自分のような者の取り分が減ってしまったからだ」と説明した。

それでは劉さんはなぜブロックチェーンを選んだのだろうか。

一般の投資家(仮想通貨の発行者および取引所以外の投資家)が仮想通貨に手を出すタイミングは主に2種類あり、1つは取引所で公開される前、もう1つは取引所で投機行為が行われている時だ。

劉さんは、「友人の子どもが投機行為をしていて、1年間で数万元(数十万円)の元手を数百万元(数千万円)に増やした。でも今は投資行為で数百倍の利益を手に入れるのは難しい。現在、取引所の口座を開設するには身分証明書を提示するほか、複雑なプロセスをたどらなければならず、自分のこれまでの顧客クラスターには合っていない」と述べた。

劉さんからみると、微商モデルは仮想通貨が初期段階でまだ取引所で公開されていない時に手を出すのがより適切だ。この段階ではユーザーへの宣伝や営業販売がやりやすく、ユーザーも「ブロックチェーンの私募債」を購入する際に、取引所での市場取引のように複雑なプロセスをたどる必要がないからだという。

劉さんは微商モデルを通してブロックチェーンを手掛けることになるだろうか。

劉さんの説明によると、「今は主に既存の顧客を通じて業務を開拓している。その一部は関係が相対的に良好な昔からの顧客で、このほか問い合わせをしてきた顧客もいる。今は自分と通貨発行サイドの最高経営責任者(CEO)および主要責任者とが関係を構築しているところで、相手方をよく見てから自分の顧客に推薦したい」という。

だが劉さんはこうも言う。「自分の影響力はそれほど高くないので、提携してくれる通貨発行者は中規模から小規模のところがほとんどだ」。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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