2018年6月12日、サッカーのワールドカップ（W杯）を控えた非公開のテストマッチで、韓国が日本と同組のセネガルを相手に0－2で完敗した。中国のネットユーザーからは、本大会に向け、アジア勢への悲観的な声が寄せられている。

11日に行われたこの試合は、67分にDF金英権（キム・ヨングォン）のオウンゴールで先制したセネガルが、アディショナルタイムにFWムサ・コナテのPKで突き放し、2－0で勝利。セネガルは本大会グループHで日本と同組で、韓国戦は「仮想日本」という位置付けだった。

サッカー熱の高い中国でも、同じアジア勢の戦いぶりに高い関心が寄せられており、この結果を伝えた新波体育の中国版ツイッター・微博（ウェイボー）アカウントにはさまざまなコメントが寄せられているが、多くは韓国に対して厳しいものだ。

韓国が、ドイツ、メキシコ、スウェーデンと同じ「死の組」に入ったことについて「グループリーグでドイツが（韓国を）教育してくれるだろう」と期待する声や、「（韓国は）自国を離れると大したことはない」など、八百長疑惑が物議を醸した2002年日韓大会を暗に皮肉ったような声も見られた。

また、「中国は出場もできないけどね…」とお決まりの自虐コメントもあったが、「今回の韓国代表は中国代表と実力的に大差ない」「ソン・フンミン（韓国代表のエース）がいるかいないかだけの差」といった意見も。

この他、「今大会で、アジア勢は1勝でもできるだろうか…」と懸念する声や、「やっぱり、日本にはグループリーグ突破の望みはないようだ。（韓国に完勝した）セネガル、レヴァンドフスキのポーランド、ハメス・ロドリゲスのコロンビアだもんな」と日本についても厳しい戦いになると予想する声が出ていた。（翻訳・編集/北田）