中国ではしているのになぜ…?日本の新幹線が保安検査をしない理由―中国メディア

Record China    2018年6月12日(火) 12時20分

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11日、騰訊網は、日本の鉄道が保安検査を行わない理由について説明した。写真は新幹線。

2018年6月11日、騰訊網は、日本の鉄道が保安検査を行わない理由について説明した。

記事は、9日に東海道新幹線車内で起きた無差別殺傷事件について紹介。「上海の地下鉄では当たり前に保安検査をしているのに、どうして日本の新幹線はやらないのか」とした上で、その理由について解説している。

最初に挙げたのは、コスト高だ。「もし新幹線に空港同様の保安検査を導入すれば、運賃は大幅に値上げされる。東海道新幹線の東京駅では、検査待ちの行列を作らないようにするために80のゲートを設置する必要があり、それぞれのゲートに係員3~4人を配備しなければならないという。東海道・山陽・九州新幹線には全部で46の駅があり、全ての駅に乗客数に見合った保安検査設備や人員を配備すれば、莫大なコストになる」とし、駅構内にも大きなスペースの確保が必要になることにも触れた。

続いて挙げたのは、利便性の低下。記事は、「時間にシビアな日本人は、列車が出発する数分前に改札を通る。列車の運行と時刻表との誤差が少ないため、みんな行動計画をきっちりと立てる。もし新幹線に煩雑な保安検査が設置されれば、外出に多くの不確定要素が加わることになり、その利便性や敏しょう性が大きく低下することになる」と説明した。

そして、記事は「コストや利便性よりも乗客の安全に対する責任が重要である」と指摘し、「保安検査をしない状況で、いかにして今回発生したような無差別殺傷事件を防ぐかが、新幹線に突き付けられた大きな課題となっている」とした。(翻訳・編集/川尻

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