習近平国家主席がロシアのプーチン大統領と会談

人民網日本語版    2018年6月11日(月) 10時10分

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習近平国家主席は8日、北京の人民大会堂でロシアのプーチン大統領と会談を行った。

習近平国家主席は8日、北京の人民大会堂でロシアプーチン大統領と会談を行った。習主席は、「中ロ両国は全面的戦略的パートナーシップ関係を成熟し、安定したしっかりとしたものにしている。国際情勢にいかなる変化が生じても、中ロ両国は相手国の核心的利益の保護を一貫して支持し、各分野における協力を踏み込んで進め、グローバル・ガバナンスを共に積極的に推し進め、新たな国際関係の建設と人類の運命共同体を構築していく上で微動だにしない『中流の砥柱』としての役割を果たしていく」とした。人民日報が伝えた。

また習主席は、「双方がともに努力した結果、現在中ロ両国の各分野における協力は力強い勢いを保っており、その利益の融合はますます深みを増し、『一帯一路』(the Belt and Road)建設をユーラシア経済連合と連携させたことで、重要な初期の成果を上げている。両国は各分野の協力における新たな方針と新たな取り組みをしっかりと研究することで、両国の高いレベルでの政治関係という優位性をより多くの実際の協力の成果に転化させていかなければならない」と力強く語った。

さらに、「中ロ両国はともに国連安全保障理事会の常任理事国として、国連憲章の定める主旨と原則を核心とした国際秩序と国際システムを確かなものにし、国際関係の民主化を提唱し、ホットな話題における政治的な解決のプロセスを促進し、世界平和と国際戦略の安定を維持していく上で、引き続き積極的な役割を果たしていく。中国側はロシアを含む上海協力機構(SCO)の加盟国と共に、青島サミットをそのきっかけとして、『上海精神』のより一層の発揚に努め、上海協力機構の引き続き健全で安定した発展を保ち続けることを望んでいる」と指摘した。

プーチン大統領は、「ロシアと中国の全面的戦略的パートナーシップを深化させていくことはロシアの外交にとって優先的な方向となっている。ロ中両国は互いの核心的利益と重大な懸念に関心を払い、政治、経済、人文といった各分野における対話と協力を積極的に推し進め、国際事務においても密接に協調している。両国の関係はこれまでの歴史の中で最も優れたレベルに達しており、現在の世界における国家間の関係における模範となっているばかりか、国際平和と安全、安定を維持していく上で、重要な役割を発揮している。ロシア側は中国との経済貿易、投資、エネルギー、インフラ建設における協力を強化することを望んでいる。また、ロシアは中国が上海協力機構の議長国として加盟国の協力を推し進めている努力を賞賛するとともに、中国が青島サミットを成功させることを支持する。さらに国際地域における事務や国連、新興5カ国(BRICS)、G20サミットといった多国間の枠組みにおける両国の協調と協力を望んでいる」とした。

両国首脳は中ロの各分野における協力委員会責任者と両国外相の報告を聞いたほか、朝鮮半島情勢やイラン核問題といった共通の関心を抱く問題に関して踏み込んだ意見の交換を行った。(編集TG)

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