2012年5月3日、チャイナフォトプレスによると、陝西省西安市に斬新なデザインの「宇宙船ホテル」が登場し、話題となっている。

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4月26日に開業したばかりの「宇宙船ホテル」、86の客室が連日満室という人気になっている。長さ2メートル、幅1メートル、高さ1．2メートルのキャビンは明るいアップルイエローに塗られ、テレビ、パソコンデスク、化粧台、換気扇、コンセント、消火器などすべてがそろっている。上下2つのキャビンで構成され、寝台車に似ている。宿泊費は部屋の形状で65元（約820円）と59元（約750円）とかなり安い。

ホテルは480平米に宿泊エリア、荷物置き場、休憩室、洗面エリアに分かれ、休憩室には自由に使用できるコーヒーメーカーと洗濯機も常備。宿泊エリアは12星座にちなんだ9つのエリアが設置されている。山羊座、おとめ座は女性専用、射手座、魚座は男性専用、他の5つのエリアは共同で使用できる。獅子座は特にいびきのひどい人専用だ。2日、獅子座の6つのキャビンは満員だった。

宿泊するには、まずカウンターで身分証などを提示してチェックインする。すると小さなかごに電気カード、テレビリモコン、キャビンのカギ、ロッカーのカギ、靴箱のカギ、テレビ用イヤホン、コップが入ったセットが渡される。まず、荷物置き場に通され、ロッカーに大きな荷物を入れ、靴も靴箱に納めてスリッパに履き替える。ここで携帯はマナーモードにセット。キャビンごとに換気扇があり、密集している割に居心地は悪くないが、問題は騒音とにおいだ。足が臭いものが近くに1人いれば周りに影響が及ぶ。また、火災防止の面からもキャビン内での喫煙は厳禁だ。

利用者の大半は若者で、ネット経由で予約し実際に使用してみて満足していると答えている。宿泊客には職探しの大学生も多く、値段の割に清潔で便利、新しい友人と知り合うこともできると評判は上々だ。（翻訳・編集/渡邊英子）