中国人が激怒した日本の作品、なぜか「新垣結衣」で論争に

Record China    2018年6月9日(土) 13時40分

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8日、「中国人が見たら怒り心頭」と紹介された日本の作品について、中国のネットユーザーの間で思わぬ論争が起きている。資料写真。

2018年6月8日、「中国人が見たら怒り心頭」と紹介された日本の作品について、中国のネットユーザーの間で思わぬ論争が起きている。

中国共産党系の環球時報はこのほど、日本のライトノベル「二度目の人生を異世界で」を「中国人が見たら怒り心頭」などと批判し、それと対比させる形できゅっきゅぽん氏の漫画「星間ブリッジ」を紹介した。

「二度目の人生を異世界で」は15歳の時に中国に渡ってマフィアの一員として殺人に携わり、その5年後に「世界大戦」に従軍して3712人を斬り殺したという剣客が94歳で亡くなった後に異世界で二度目の人生を送るという内容で、中国メディアなどから批判が集まっていた。環球時報は、同作が物議を醸す中で、台湾や中国内の一部のネットユーザーから作者を支持するようなコメントが書き込まれたことを取り上げ、「日雑(日本雑種)」など厳しい言葉を使って非難した。

一方、「星間ブリッジ」は、1936年の上海で日本人の少女と中国人の少年が出会い、戦争に翻弄される中で生まれる絆を描く物語。環球時報は「一見、日本人少女の恋愛物語だが、作品には深い歴史的背景と政治を超えた思いが込められている」「作者は少女の素朴で純粋な視点を通して強烈な反戦感情と戦争への反省を表現している。それ以上にあふれるのは、日本が中国を傷付けたことへの悲しみと恥じ入る気持ち、そして平和への思いだ」と評価。「中国ネットユーザーに認められ、感動させている」と伝えている。

これに対し、中国のネットユーザーからは「二度目の人生を異世界で」で作者を支持するようなコメントを残した中台ユーザーへの批判や、「星間ブリッジ。ぜひ中国で出版を」「星間ブリッジは映画化してほしい!」と同作への称賛が寄せられるなど、記事同様の反応を示している。

一方で、「実は日本文化は好き。日本の漫画を読むのが好きだし、俺の嫁ガッキー(新垣結衣)も好きだ。少数の極端の人がいなければいいのに。みんな仲良くするのがいい」というコメントもあり、少なからず“いいね”が寄せられているが、このコメントには「(新垣結衣が)お前の嫁だって?」「あんた、ガッキーの何なの?」「俺の嫁を横取りする気か?」「刀を抜け。決闘だ」といった返信も寄せられており、思わぬ論争に発展している。(翻訳・編集/北田

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