アワビちまきにピリ辛鶏ちまき、四川風肉ちまきまで、ユニークちまき続々

人民網日本語版    2018年6月8日(金) 13時0分

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端午節(端午の節句、今年は6月18日)が近づき、ちまきの販売がピークを迎えている。今年も市場には、多種多様のユニークな具のちまきが出回っている。

端午節(端午の節句、今年は6月18日)が近づき、ちまきの販売がピークを迎えている。今年も市場には、多種多様のユニークな具のちまきが出回っている。定番のもち米ナツメやもち米小豆のほか、宮保鶏丁(鶏肉とナッツのピリ辛炒め)、魚香肉絲(細切り肉のピリ辛炒め)、燻製肉、ドリアン、ザリガニまで実に様々な具のちまきが登場しており、具のバラエティさにおいては月餅に引けを取らないほどになっている。北京晨報が伝えた。

〇老舗の新商品ちまきは数量限定販売

複数の老舗では、人々のちまき購買熱が最高潮に達している。伝統的な具のちまきの人気が相変わらず高いが、今年は、老舗各店も、若い人の好みに合わせて新しい具のちまきを開発・販売している。たとえば、峨嵋酒家では今年、名物料理の宮保鶏丁や特色ある魚香肉絲を具としたちまきを販売し始めた。峨嵋酒家の侯マネージャーは、「これまで宮保鶏丁や魚香肉絲を具にした包子(肉まん)は売り出しており、常に高い人気を博していた。今年、料理人たちは、これらをちまきの具にできないかどうかを研究し、試行錯誤を重ねた結果、なかなかの仕上がりとなっている」と話した。

この峨嵋酒家特製の宮保鶏丁ちまきと魚香肉絲ちまきは、1日500個限定で販売されているため、午後3時か4時になると完売してしまうという。また湖南料理の名店「曲園酒楼」は、燻製肉のちまきを販売しているが、たいてい午前中のうちに完売してしまうという。

〇端午節前にはやくも品切れとなった「四川風肉ちまき」

北京の老舗「稲香村」も、今年はさまざまな具のちまきを売り出している。なかでも注目を集めているのが、「四川風肉ちまき」で、ピリ辛味をちまきに取りいれるという試みを行っている。北京稲香村の関係者は、「脂身と赤身が絶妙のバランスの精製豚肉と四川紅麻椒など四川独自の調味料を秘伝のレシピで組み合わせた具を使っている。ピリ辛味が新鮮なもち米とコラボし、素晴らしい味を醸し出している」と紹介した。

だが、このちまきはすでに品切れ状態という。関係者は、「もともと四川風肉ちまきは、端午節まで販売する予定だった。すでに計画通りに製造は終わっており、原材料は残っていないため、工場からさらに供給することは不可能だ。今は、一部の店舗に在庫はあるが、それらが完売すれば、その時点で販売終了となる」としている。

〇若者に人気の「不思議な味」

実際にオンラインショップで検索してみると、辣味泡椒牛肉(辛口唐辛子漬牛肉炒め)ちまき、ソーセージちまき、燻製肉ちまき、アワビ炭焼黒豚ちまきなど、さまざまな種類のユニークな具のちまきをたくさん見つけることができる。このほかにも、東南アジア産ドリアンチョコちまき(8個106元/1元は約17.2円)やツバメの巣氷心ちまき(8個268元)なども登場し、ちまきの価格帯を一気に高めている。

しかしネットショップで販売されているこうした不思議な味のちまきの販売総数は決して多くなく、売れ筋はやはりなじみ深い伝統的な具のちまきが多勢を占めている。あるネットショップの店主は、「麻辣肉ちまきやドリアンちまき、泡椒ちまきはいずれも、若い人の嗜好に合わせて改良されたクリエイティブな味のちまきで、メーカーが市場のトレンドに合わせてアレンジしたものだ」との見方を示した。(編集KM)

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