中国の詰め込み式教育では質の高い人材は生まれない―英紙

2012年5月3日、英紙デイリー・テレグラフは、中国の詰め込み式教育について「質の高い人材は輩出されない」と酷評した。網易探索が伝えた。

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中国・上海は2010年のOECD生徒の学習到達度調査（PISA）で初参加ながら読解、数学、科学の全科目で1位を獲得、他の参加国を驚かせた。だが、その勝因は無理な詰め込み式教育。知識を詰め込めるだけ詰め込んで高得点を取らようというものだが、このようなやり方では自分で考える力や創造力は育たない。一見すると素晴らしい成果だが、質の高い人材を輩出するのは難しいだろう。

似たような例で、美食の国として知られるフランスを差し置いて国際的な料理コンクールで数多くの賞を獲得しているノルウェーも、ロボットのようにひたすらコンクール出品用の料理を作り続けていると噂されている。賞を取るためにメニューを考え、賞を取るために料理を作る。気の毒なことにその原動力は待遇のよいフランスや英国に移るためなのだとか。

一方、英国には優れた建築家が多い。建築界のノーベル賞と呼ばれるプリツカー賞とロイヤル・ゴールド・メダルの受賞者は英国が世界最多だ、と記事は紹介している。（翻訳・編集/NN）