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バス車内でパワーパック爆発=かばん炸裂・炎が噴出、乗客騒然・飛び交う怒号―広東省広州市

配信日時:2018年6月8日(金) 12時47分
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広東省広州市内を走るバス内で、乗客が持っていた携帯電話用のモバイルパワーパックが爆発した。中国では携帯電話用の電池やモバイルパワーパックの爆発が多発している。交通機関内での事故もしばしば伝えられている。

ありふれたバス車内の風景だった。隣あわせに座る若い男性2人が談笑している。何の予兆もなく、通路側の男性のバッグが炸裂した。大きな炎のかたまりが出現した。中に入れていた携帯電話用のモバイルパワーパックの爆発だった。「火事だ!」――。怒号が飛び交い始めた。黒煙と刺激臭が立ち込めた。車内は騒然とした。中国メディアの看看新聞などが伝えた。

広東省広州市内を運行する551線の路線バスの車内、5月30日午後8時40分ごろだった。監視カメラがの映像によると、乗客はそれほど多くなく、空き席がちらほらあった。男性はバッグを肩から体の前にかけて座り、隣席の男性と談笑していた。通路を隔てた横の座席では、わずかに年配に見える男性がスマートフォンを操作している。

通路側に座る若い男性が突然、体をねじるような動きを示した。バック内のモバイルパワーパックが爆発した衝撃を感じたらしい。次の瞬間、男性のバックが炸裂して炎のかたまりを噴出した。バッグを持っていた男性以外は、まだ反応していない。炎は天井まで達した。周囲の乗客はようやく、異変に気づいた。驚いた表情で炎の方向を見て、反対の方向に体をよじった。

爆発の「当事者」になった男性は、バッグを床に投げ捨てて、着衣に移った炎をもみ消した。車内には煙が立ち込めた。刺激臭が充満した。「火事だ!」「何とかしてくれ!」と怒号が飛び交った。運転士は異変に気付くとただちに停車。車掌がドアを開けた。持ち主の男性が燃えるバッグを床から拾い上げ、ドアから外に捨ようとした。上手くいかず乗車用のステップに落ちた。車掌がバッグを車外に蹴落とした。車掌によると、普段から行っている緊急時用訓練で対処法を学んでいたので、被害の拡大を防げたという。同爆発で死傷者は出なかった。

中国では携帯電話の電池やモバイルパワーパックの爆発が多発している。交通機関内での事故もしばしば報道されている。2月にはロシアのボルゴグラード空港に着陸したばかりのアエロフロート・ロシア航空内で、中国人乗客が持ち込んだモバイルパワーパックが爆発して燃え出した。すぐに消し止められたが客室内に煙が充満し、一時はパニック状態になったという。

看看新聞は、モバイルパワーパックの爆発を回避するための方法を紹介。長時間に充電し続けることを避ければ爆発する確率を低減できると指摘。そのためには携帯電話などのタイマーを使うのが有効という。さらに、湿った場所に置いたり太陽光にさらす、強い力や震動を与えることも危険と警告。また、安価であっても正規品以外は粗悪商品があるので危険と指摘し、使っているパワーパックに少しでも異常を感じたら、ただちに使用をやめるべきなどと論じた。(翻訳・編集/如月隼人

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