日本のラノベに猛批判が集まる中、ある漫画が別の方法で中国人を熱くさせている―中国紙

Record China    2018年6月8日(金) 9時50分

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7日、日本のライトノベル「二度目の人生を異世界で」が中国で猛反発に遭う中、環球時報は「日本のある漫画が全く違う方法で中国人を熱くさせている」と報じた。資料写真。

2018年6月7日、日本のライトノベル「二度目の人生を異世界で」が中国で猛反発に遭う中、環球時報は「日本のある漫画が全く違う方法で中国人を熱くさせている」と報じた。同紙が紹介したのは小学館から出版されている、きゅっきゅぽん氏の「星間ブリッジ」だ。

記事はまず、作品のストーリーについて「1936年の上海で日本人の少女と中国人の少年が出会い、恋をする話。彼らは日本による侵略戦争に翻弄される運命をたどる」と紹介し、「一見、日本人少女の恋愛物語だが、作品には深い歴史的背景と政治を超えた思いが含まれている」と指摘。「作者は少女の素朴で純粋な視点を通して強烈な反戦感情と戦争を再考しようという気持ちを表現している。それ以上にあふれ出しているのが、日本が中国を傷付けたことへの悲しみと恥じ入る気持ち、そして平和への思いだ」と続け、中国の多くのネットユーザーがSNSを通してきゅっきゅぽん氏に称賛のメッセージを寄せていることを伝えた。

同氏は6日、「ウェイボー(=中国版ツイッター)で星間ブリッジが紹介されていたようです。中国の方からたくさんメッセージをいただきました。作品をあたたかく受け止めてくださっている方が多く、感激しました。ほんとうにありがとうございます」とツイッターに書き込んでおり、記事はこの画像も掲載している。

記事はまた、中国のネットユーザーから「関係機関は『星間ブリッジ』のような作品を国内にどんどん取り入れて、どのような作品が中国の読者に受け入れられるのか、どのような作品が日中関係にプラスになるのかを日本側に伝えてほしい」という声が多数上がっていると指摘した。

最後は「実際のところ、中国の読者の好みはとてもシンプル。戦争を美化しないこと、日本が戦争で中国人を傷付けたことを認めること、侵略行為や軍国主義的行為を反省すること―。これで十分だ」「これまで、われわれが『仇日』だったことはない。われわれが恨んできたのは中国だけでなく、日本の国民にも苦痛を与えた侵略戦争の隠し立て、美化なのだ」と締めくくっている。(翻訳・編集/野谷

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