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30日、有名紅茶ブランド・リプトン製品で、中国市場で販売されている紅茶、緑茶、ジャスミン茶、ウーロン茶のティーバッグから、計17種類の残留農薬が検出されたことが分かった。
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2012年4月30日、日用品世界大手・ユニリーバが製造する有名紅茶ブランド「リプトン」製品で、中国市場で販売されている紅茶、緑茶、ジャスミン茶、ウーロン茶(鉄観音)のティーバッグから、計17種類の残留農薬が検出されたことが分かった。ある環境保護機関の調査報告で明らかになった。いずれも中国が定める安全基準以下だったが、うち7種類は欧州連合(EU)で使用が認められていない農薬で、1種類はEU基準値を超えていたことから、「二重基準ではないか」と批判を呼んでいる。京華時報が伝えた。
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これを受け、ユニリーバ側は「わが社のリプトン製品はすべて中国の農薬残留基準を満たし、安全である」と表明した。
記者の調べによると、中国で使用登録されている農薬約600種類のうち、茶葉への残留基準が指定されているのはわずか30種類。例えば、殺虫剤のブプロフェジンは、中国国家基準では残留量が10mg/kg以下とされているが、EU基準では0.05mg/kg以下となっている。リプトンのジャスミン茶から実際に検出されたブプロフェジンは、0.3 mg/kg。中国基準は満たしたものの、EU基準を大幅に上回っていた。
上海市政府関係者は、「中国の農薬残留基準は構造や体系が不明確。茶葉の主要輸入国を含む国際基準に比べ、運用・水準とも大きな隔たりがある」と指摘している。(翻訳・編集/AA)
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