動画共有サイト3社が版権購入で提携―中国

Record China    2012年4月29日(日) 15時2分

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25日、中国大手動画共有サイト間の提携が進んでいる。捜狐視頻、テンセント視頻、百度傘下の愛奇芸はこのほど「動画コンテンツ同盟」を結び、版権および動画放送分野での提携を推進することを発表した。

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2012年4月25日、国際金融報によると、中国大手動画共有サイト間の提携が進んでいる。捜狐視頻、テンセント視頻、百度傘下の愛奇芸はこのほど「動画コンテンツ同盟」を結び、版権および動画放送分野での提携を推進することを発表した。人民網日本語版が伝えた。

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上記3社の提携について、アナリストは「動画の版権購入コストを効果的に削減し、合理的な版権購入が実現される。また3社は一定の資源共有を実現することで、土豆網を買収しシェアを拡大した優酷に対抗できる」と分析した。

情報によると、動画コンテンツ同盟が提唱する「共同購入、共同放送」という理念は、伝統的な衛星テレビ業界で幅広く導入されていたが、中国国内の動画共有サイトではこれが初となる。同方式により、3社は作品を広範囲のユーザーに向け放送することができる。資源価値は数億元(=数十億円)に達し、複製も不可能だ。

専門家の洪波(ホン・ボー)氏は、「提携は主にコスト削減が目的」と指摘した。データによると、ドラマ・映画の1話当たりの版権は、2009年には数万元(=数十万円)だったのが、2011年には100万元(約1300万円)以上に達し、「不当な吊り上げ」とされた。洪氏は、「大手3社が提携すれば、価格決定能力を高めることができ、購入コストを分担することができる」と語った。

しかし業界関係者は、「大手3社の提携のもう一つの主要目的は優酷への対抗であり、競合において優勢を維持することである」と分析した。優酷はこのほど、土豆網とユーザーアカウントの共有を実現すると発表した。これは両者の一定の資源共有を意味する。

外部からの予想を受け、優酷は24日、「業界内の各社による各種同盟が、ネット版権価格の合理化を推進し、版権価格の吊り上げを効果的に抑制することに期待する。また版権市場・版権価格の合理化は、大環境にとっても市場参入者にとっても好材料となる」と表明した。ただし同社は、大手3社との競合については触れなかった。(編集/TF)

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