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25日、韓国で中国留学経験者のニーズが高まっている。写真は北京の高校を卒業した韓国人学生ら。
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2012年4月25日、韓国紙・朝鮮日報によると、中韓貿易の発展に伴い、韓国で中国留学経験者に対する企業の見方に変化が現れている。26日付で環球時報が伝えた。
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中国教育部が今年発表したデータによると、中国への留学生のうち最も多いのは韓国人で、留学生総数の21.3%を占め、2位の米国、3位の日本の合計人数よりも多い。中国留学は韓国人学生にとって本当にそれほどメリットがあるのだろうか?実際には、韓国人学生の中国留学はある種のブームであり、競争力の弱い彼らが中国の大学卒業後すぐに就職できるケースは非常に少ないという。
韓国人留学生の競争力が弱い原因として、中国には外国人留学生の大学入学に関する規定がなく、各大学が独自に基準を決めており、入学のためのハードルが低いことが挙げられる。一部には授業料収入を得るために入学基準を低く設定し、大量の留学生を受け入れている大学もある。そして、留学生にハイレベルな人材が少ないことも原因のひとつだ。大部分の韓国人留学生は学部生で、企業が求める修士や博士が少ない。
しかし、中韓両国の経済の発展に伴い、企業の留学生に対するニーズにも向上の兆しが現れている。その背景には韓国企業の対中貿易の構造変化がある。韓国企業はこれまで、中国を生産基地として捉えてきたが、現在はマーケットとしての位置づけに変わりつつあるためだ。サムスン経済研究所の研究員は「韓国企業の中国市場への進出に伴い、現地の状況を理解している人材に対するニーズが増加し続けている」と指摘した。
また、中国の名門大学が留学生の選抜を自主強化し、入学が難しくなったことなども影響し、韓国各界の留学生に対する見方にも変化が見られるようになった。留学仲介機構の責任者は「以前は韓国国内の厳しい受験競争を回避するため中国へ留学する学生も多かったが、現在は小中学生の段階から中国で名門大学を目指す学生も増えている」と話した。(翻訳・編集/HA)
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