中国監視船のスカボロー礁からの撤退、フィリピン軍関係者は疑問視―中国紙

Record China    2012年4月26日(木) 11時51分

拡大

25日、中国がこのほどスカボロー礁(黄岩島)周辺で活動していた監視船2隻を引き揚げさせることを明らかにしたが、フィリピン軍関係者は中国の行動を疑問視している。写真は中国の海洋監視船。

(1 / 8 枚)

2012年4月25日、環球時報によると、中国の駐フィリピン大使館が23日、スカボロー礁(黄岩島)周辺で活動していた監視船2隻を引き揚げさせることを明らかにしたが、フィリピン軍関係者は中国の行動を疑問視している。

その他の写真

フィリピン紙フィリピン・デイリー・インクワイアラーが伝えたところによれば、中国政府が監視船を撤退させる発表をしたことを受けて24日、北ルソン軍区のアルカンタラ司令官は記者会見を行い、実際は監視船を含む7隻の船舶がスカボロー礁周辺に居座り続けていると話し、「中国大使館は真実を語っていない」と指摘。さらに「我々は中国のスカボロー礁攻略を認めない」とした。

また、アルカンタラ司令官は「フィリピン海軍は命令があればいつでも出動できる状態だ」と話し、フィリピン海軍は中国海軍と比べれば見劣りするものの強敵に立ち向かう勇敢な心を持っていると、意気込みを明らかにしている。

中国紙は「中国政府がフィリピンとの関係悪化を避ける意思を明確にしたが、フィリピンのメディアや政府関係者は中国の善意を受け入れない姿勢をみせている」と伝えている。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携