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中国警察がイタリアのベネチアで初のパトロールを行った。増加の一途をたどる中国人観光客への対応が目的だという。写真はサン・マルコ広場。
2018年6月5日、参考消息(電子版)によると、中国警察がイタリアのベネチアで初のパトロールを行った。
英紙デイリー・テレグラフによると、この活動は地元当局の要請を受けてのことで、中国の警察官2人が現地警察官と共に市内の観光地や路地でパトロールを実施。ただし、現地警察官とは異なり、中国の警察官は武器を携行しなかったという。
イタリアと中国の警察当局がパトロールで協力したのは、増加の一途をたどる中国人観光客への対応が目的。中国人観光客の多くはイタリア語も英語も不得手なため値段をふっかけられたり、盗難に遭ったりする事例が絶えない。
中国の警察官によるベネチアでのパトロールは今回が初だが、イタリア全土では初めてではない。2016年と17年にミラノとローマで同様の活動が実施されている。フランスのパリでもパトロールが行われたことがあるという。
年内にさらにトスカーナ州のプラートでもパトロールを実施する計画がある。プラートは繊維業の町で、中国人が多い。なお、イタリアを訪れる中国人観光客は年間約300万人に上っている。(翻訳・編集/岡田)
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