「中国人留学生の海外適応力は日本の大学生より高い」=海外勤務適応力検査で―日本

Record China    2012年4月26日(木) 11時24分

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25日、海外進出企業のメンタルヘルスケアを行う株式会社MD.ネットは、2006年より提供している海外勤務適応力検査「グローバルIQ(R)」を日本と中国の大学生に実施した。その結果、中国からの留学生は日本の大学生に比べ、海外環境適応力が高いことが分かった。

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2012年4月25日、海外進出企業のメンタルヘルスケアを行う株式会社MD.ネット(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長:佐野 秀典/医学博士・精神科医)は、2006年より提供している海外勤務適応力検査「グローバルIQ(R)」を日本と中国の大学生に実施した。結果、中国からの留学生は日本の大学生に比べ、海外環境適応力が高いことが分かった。

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■検査実施概要

実施期間:2011年11月〜3月

実施対象:日本=東京都内の私立大学に通う大学生262人

(男性202人・女性60人/18歳57人・19歳145人・20歳46人・21歳6人・22歳8人)

中国=東京都内の大学(国公立、私立)に通う中国人大学生246人

(男性153人・女性93人/18歳38人・19歳90人・20歳43人・21歳35人・22歳40人)

■検査比較結果

比較は、日本人大学生、中国人留学生に加え、海外に勤務し一定の成果を挙げるグローバルビジネスパーソンも対象とした。グローバルコミュニケーション能力・レジリアンス(ストレスからの回復力)・環境適応性・精神健康度・身体健康度の5項目で三者を比較すると、身体健康度以外のすべての項目で、中国人留学生は日本の留学生を上回った(メイン写真)。なお、レジリアンスでその差が最大の数値を見せた。また、自分の目的は必ず達成できるという自負があるか?という設問に、「そのとおり」と回答したのは中国人留学生が37.6%、日本の大学生が9.9%。失敗してもがっかりしないか?という設問に、「そのとおり」と回答したのは中国人留学生が34.9%、日本の大学生が8.0%だった。中国人の学生は、日本に留学している時点ですでに環境適応力が高いとも言えるが、ビジネスパーソンと遜色ない結果が得られた。

■グローバルIQ(R)とは?

海外事業を成功させるためには、語学や専門的スキルだけではなく、健康で精神的にバランスの良いパーソナリティーが必要。「グローバルIQ(R)」は、海外業務適応力とメンタルリスクを同時に測定できる、精神科医監修のテストで、2006年のサービス開始以来、検査実施例は5000人以上に上る。(編集/愛玉)

※本記事は、株式会社MD.ネットの提供です。

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