米朝首脳会談で中国が欲しいもの―英メディア

Record China    2018年6月12日(火) 11時0分

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11日、米華字メディア多維新聞は、シンガポールで開かれる米朝首脳会談で中国が求めるのは「たった一言」であるとする、英メディアの見方を伝えた。写真はシンガポール。

2018年6月11日、米華字メディア・多維新聞は、シンガポールで開かれる米朝首脳会談で中国が求めるのは「たった一言」であるとする、英メディアの見方を伝えた。

英BBCはシンガポールで12日に始まった米朝首脳会談について、「中国が求めるものは『安定』というたった一言だ」とし、逆に中国が嫌がるものは「国境上でより核の危険が増すような政策の出現」であるとした。

そして、「中国は北朝鮮の偏執ぶりがよく分かっているし、セオリー通りにカードを切らないトランプ米大統領も信用していない。両者の間で再び口論が起こり、局面が悪化して軍事衝突が起こるかもしれないことを確かに憂慮している」と解説している。

また、「外交と対話への回帰が、中国政府の目的に合致するようだ。近年、中国は北朝鮮に対する忍耐の度合いがどんどん小さくなっていたが、それでも北朝鮮は中国にとって古くからの盟友であり、米国が両国にとって共通の戦略的ライバルでもある。金正恩(キム・ジョンウン)氏が話し合いを通じて一方的に核の脅威を放棄する意志を示せば、中国の態度はより実務的になるだろう。もし、金氏がトランプ氏から朝鮮半島や付近の軍事力の変化といったような譲歩を得れば、中国は必然的にそれを自らにとっての利益と見なすだろう」と論じた。(翻訳・編集/川尻

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