11年の知的財産訴訟件数4割増、外国企業を起訴するケース増える=著作権訴訟急拡大―中国

Record China    2012年4月23日(月) 7時48分

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19日、中国の11年の知的財産訴訟件数は前年比4割増となった。写真は中国の税関当局が北京の大学で行った知的財産権宣伝イベント。

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2012年4月19日、人民網日本語版によると、最高人民法院は18日、「2011年中国法院知的財産権司法保護状況」白書を発表した。

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中国の知的財産訴訟には現在、以下のような特徴が見られる。

(1)訴訟新規受理件数の増加率が高い。2011年に全国の地方人民法院が新たに受理した知的財産権民事一審案件は5万9612件で、前年比38.86%増となった。2011年に全国の地方人民法院が新たに受理した知的財産権刑事一審案件は5707件で、同42.96%増となった。

(2)重大、困難かつ複雑な事件、新しいタイプの事件が増加した。

(3)特許訴訟の件数が増加を続けている。知的財産権に関わる特許紛争が増え、外国企業、外資系企業を起訴するケースが増え始めている。

(4)商標・ロゴに関する紛争がますます増えている。

(5)著作権の保護が、従来の文化的意義から経済的意義へと拡大した。

(6)市場競争の熾烈化と商業モデルの多様化に伴い、ますます多くの市場競争行為が法に基づく定義と規範化を必要とするようになった。

このほかにも、▽著作権訴訟が引き続き大幅に増加しており、知的財産訴訟件数全体の半分以上を占める▽インターネットが著作権保護の主戦場となっている▽連続事件、関連事件の発生が多い▽ネットワーク技術開発とアプリ関連の著作権紛争は業界から高く注目されており、著作権保護の強化と新しい商業モデル発展促進の間で利益バランスをとることがかつてなく重要―などの特徴が見られる。(編集/TF)



   

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