<激素牛乳>高齢の乳牛にホルモン注射し無理やり搾乳?メーカーや業界団体は反論―中国

Record China    2012年4月21日(土) 6時54分

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20日、「中国では、高齢に至った乳牛の多くがホルモン注射で催乳を行っている」―ある大学関係者のこんな発言を先日、中国紙が報じた。これに対し、中国乳業協会の関係者は「現在はほぼありえないはずだ」と反駁している。写真は中国・甘粛省の乳牛飼育場。

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2012年4月20日、「中国国内では、高齢に至った乳牛の多くがホルモン注射で催乳を行っている」―中国政法大学法学院の何兵(ホー・ビン)副院長のこんな発言を先日、中国・広州日報が報じた。これに対し、中国乳業協会の関係者は「2008年までは確かにそのような状況は存在した。しかし、現在はほぼありえないはずだ」と反駁している。楚天都市報の報道。

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何副院長は自身のミニブログで、友人からの伝聞としてこの情報を投稿した。「同級生の話だが、国産の牛乳で飲めるものはごく一部のブランドのみだそうだ。高齢牛の多くは、ホルモン摂取によってかろうじて搾乳できる状態になっている。このように繰り返し無理をして搾乳した結果、乳牛は乳腺炎を引き起こしすので、今度は大量の抗生物質を投与する。今どきの子供が早熟なのは、これを飲んだせいなのだ」。

この衝撃的な内容は、「政府機関による生産現場の管理体制を強め、一般消費者に注意を促す目的で公表した」とする何副院長、現段階では関連業界などからの圧力はないそうだ。

これに対し、某大手乳製品メーカーの責任者や中国乳業協会の関係者は、「ホルモン摂取や過剰な搾乳などは事実ではない。高齢の乳牛を使い続けることはコストもかかり、製品の品質も落ちる。2008年以前はそのようなこともあったが、以上のような理由で現在は基本的にありえない現象」と反論。病気の乳牛に抗生物質を使用するのは事実だが、投薬期間に産出した牛乳はすべて廃棄していると説明している。しかし、この問題について、インターネット上ではさっそく、「激素牛乳(ホルモン牛乳)」との題目で多方面から不安や懸念の声が出ているようだ。(翻訳・編集/愛玉)



   

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