韓国航空会社、「エンジン欠陥のまま飛行」の疑惑を否定も証拠見つかる=韓国ネットから怒りの声

Record China    2018年5月31日(木) 12時20分

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30日、韓国・JTBCは、韓国の航空会社が航空機のエンジンに欠陥が発生するも、ろくに整備しないまま飛行させたという衝撃的な事実が職員らの口から明らかになったと報じた。資料写真。

2018年5月30日、韓国・JTBCは、韓国の航空会社が航空機のエンジンに欠陥が発生したが、整備不十分のまま飛行させたという衝撃的な事実が職員らの口から明らかになったと報じた。

JTBCはこのほど、大韓航空系の格安航空会社(LCC)ジンエアーのボーイング777機が昨年9月19日、乗客と乗務員276人を乗せグアムから仁川まで飛行した際、左エンジンに重大な欠陥が発生していたが、十分に整備しなかったと報じた。これに対し、会社側は「規定通り点検した後に運航した」と反論していた。

しかし、JTBCが整備士らの会話が録音された音声ファイルや飛行・整備記録を調べた結果、会社の釈明とは異なる状況が見つかったという。当時のグアム空港で、不安がる乗客らに対し整備担当者が説明を行う映像が残されていた。そこでは「リレー(電気スイッチの作動を助ける部品)の調子が悪く、燃料のシャットオフ(遮断)ができない。頻繁には起こらない欠陥」と話しており、「エンジンが正常に作動した」という会社側の主張とは異なる内容になっている。また、グアムでの点検を記した運航記録にも「燃料遮断ボタンを押すと、右エンジンはバルブが閉まるが、左エンジンはバルブが閉まらなかった」とある。この他、仁川到着後の整備日誌、グアムでの整備士らの会話の録音ファイルからも証拠が見つかっているという。

韓国国土交通部は欠陥の原因を分析後、会社側に当該機種41機のリレー関連部品を交替するよう指示したとされる。なお、同事件の調査結果と懲戒の可否は来月発表される予定だ。

韓国のネット上では「ありえない」「もし事故が起こってたらどうするの?恐ろしい」など憤りの声が続出している。

ジンエアーに対し「運航を中止して廃業!」「会社の偉い人たちをみんな逮捕しよう」と処罰を求める声も上がり、中には親会社である大韓航空に対して「オーナー一家は金もうけに忙しくて乗客の安全さえも無視している。本当に腹立たしい。『大韓』という名前を没収しよう」とのコメントも。

当該飛行機に乗っていたというユーザーからは「当時、動画を撮影したから、ファイルを探して情報提供したい。確かに『異常はないから乗って』と言われた」とのコメントも寄せられ、騒動はしばらく続くものと思われる。(翻訳・編集/松村)

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