弱腰の中国を見透かした金正恩新体制、「次は核実験か」警戒強める日本―米メディア

Record China    2012年4月17日(火) 19時22分

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15日、北朝鮮が「人工衛星」名目の長距離弾道ミサイルを打ち上げたことを受け、日本メディアが「中国の寛容すぎる態度が北朝鮮を調子に乗らせた」と苦言を呈している。写真は15日、湖北省十堰市の観光地に設置されたテレビで閲兵式の生中継を見る中国の観光客ら。

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2012年4月15日、北朝鮮が「人工衛星」名目の長距離弾道ミサイルを打ち上げたことを受け、日本メディアが「中国の寛容すぎる態度が北朝鮮を調子に乗らせた」と苦言を呈している。米ボイス・オブ・アメリカ中国語版ウェブサイトが伝えた。

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北朝鮮は13日、最高指導者である金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党第1書記の指示のもと、「人工衛星」と称して長距離弾道ミサイルを発射。結局は失敗に終わったものの、これを挽回するため、核実験を強行する可能性が高まったと国際社会は警戒を強めている。

日本メディアはこれを受け、「中国の長年の北朝鮮に対する寛容な態度が、北朝鮮に『例え核実験を行っても国際社会は何もできない』と思わせてしまった」と指摘。そのため、日本政府は国連安全保障理事会が適切な行動をとる必要がある、と関係各国に呼びかけていると報じた。

日本の世論は北朝鮮が今後、核実験を行う可能性が高いと不安をあらわにしている。渡辺周防衛副大臣も「(金第1書記が)失地回復のために必ずやってくるのではないか」と発言、日本は警戒が必要であるとの見方を示した。

国際社会は金日成(キム・イルソン)主席生誕100年の慶祝閲兵式で金第1書記の肉声を初めて耳にした。服装は祖父と同じ黒の人民服。演説は20分に及んだ。清華大学国際問題研究所の劉江永(リウ・ジアンヨン)副所長は「当初は若い金第1書記が権力を掌握できるのかと疑問視する声もあったが、これで権力移譲が完了した。金正恩時代はすでに始まっていたといえる」と述べている。(翻訳・編集/NN)

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