フィリピン在住中国人が大量引き揚げか=一触即発の南シナ海情勢―中国メディア

Record China    2012年4月13日(金) 8時44分

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11日、環球網によると、フィリピンの現地メディアは、フィリピン政府による南シナ海のスカボロ礁(中国名・黄岩島)領有宣言以来、フィリピン在住の中国人が続々と帰国していると伝えている。写真はマニラ国際空港。

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2012年4月11日、環球網によると、フィリピンの現地メディアは、フィリピン政府による南シナ海のスカボロ礁(中国名・黄岩島)領有宣言以来、各地に住む中国人が大使館からの「不確定要素が増加している」という知らせを受け、秘密裏に帰国していると伝えている。

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フィリピン税関の統計によると、ここ3日間で3万人以上の中国人がフィリピンを出国している。現地メディアは、中国はシナ海での戦力を拡充しており、フィリピンに対し武力を行使する可能性も排除できないと伝えている。

南シナ海の主権を巡る争いで、フィリピンの活動はベトナムを超える勢いで活発化しており、中国に対し強い反発を見せている。フィリピンは米国を南シナ海問題に引きずり込み、米国の手引きにより他の大国も南シナ海に口を出すようになった。中国が抱える問題は複雑化し、中国もフィリピンに対し強い反感を抱いている。

フィリピンは多数の島で構成され、防衛における優位性は低い。中国は南シナ海とマニラの東側から挟み撃ちにすることもでき、戦争が起こればフィリピンにとって大きな脅威となるだろう。

中国は経済的、政治的に大きな打撃を与えることができる。例えば南シナ海で禁漁措置を採り、エリアごとに交代で軍事演習を行い、強硬な態度でフィリピンを威嚇するのである。

フィリピンに対する武力の発動が功を奏せば、中国と領土問題を抱える国に対しても同様の圧力をかけることができる。そうなれば、武力行使することなく紛争を解決できるようになるかもしれない。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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