ボスニア・ヘルツェゴビナが今月末から中国人を対象に査証（ビザ）免除措置を実施したことで、中国人を対象にビザ免除・到着ビザ措置を実施している欧洲の国は7カ国となった。最近発表された「2018年中国人の欧州旅行の動向報告（1-3月期）」によると、ビザや航空便、旅行商品、消費サービスなどが後押しして、「欧州旅行」が今年、中国では大人気となっている。なかでも、アイルランドやクロアチアなどを訪問する中国人観光客が最高で100％以上増となっている。法制晩報が伝えた。

旅行サイト・携程の統計によると、中国と欧州を行き来する航空便が1週間に600便以上ある。17年、一番目の訪問先として欧洲を訪問した中国人観光客は延べ約600万人で、今年はその数が大幅に増加すると見込まれている。

携程の関連の責任者によると、18年の第一四半期（1-3月）に欧洲旅行を予約した人の数は前年同期比35％増だった。また、じっくりと旅を楽しんだり、個性的な旅行が中国人観光客に人気となっている。携程のオーダーメイドプラットフォームの統計によると、オーダーメイドの欧州旅行を予約する人の数が130％増となっている。オーダーメイドの欧州旅行の場合、1-2カ国の旅がほとんどで、1人1日当たりの料金は2500元（約4万3250円）。その目的は、プライベートな結婚式やスポーツ観戦、グルメツアー、遊学、ハネムーン、建築関係の視察、ゴルフ、特色ある田舎めぐり、温泉などだ。

中国人を対象にビザ免除・到着ビザ措置を実施している欧洲7カ国は以下の通り。

アルバニア：オンシーズンの4-10月がビザ免除

ボスニア・ヘルツェゴビナ：5月29日からビザ免除

ロシア：団体客、サッカーW杯観戦者対象にビザ免除

モンテネグロ王国：団体客対象にビザ免除

サンマリノ：ビザ免除

セルビア：ビザ免除

ウクライナ：到着ビザ（提供/人民網日本語版・編集/KN）