日本の対中熱意は「信頼性に欠ける」と専門家―米華字メディア

配信日時:2018年5月25日(金) 10時0分
日本の対中熱意は「信頼性に欠ける」と専門家
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23日、米華字メディアの多維新聞は、日本の最近の中国に対する外交的熱意について、「信頼性に欠ける」との指摘が専門家から出ていることを伝えた。資料写真。
2018年5月23日、米華字メディアの多維新聞は、日本の最近の中国に対する外交的熱意について、「信頼性に欠ける」との指摘が専門家から出ていることを伝えた。

記事はまず、「日中韓首脳会談と日中首脳会談の開催実現に成功した日本は、中国と台湾との間の『ゲーム』において有利な地形を占めることを望んでいる。日本が中国と台湾に対し、外交面でかつてないほど力を注ぐ目的は、朝鮮半島問題で疎外されたことによる失意を和らげるためだ」とする見方があるとし、日本・中国・台湾をめぐる情勢に詳しい3人の専門家の見解を紹介した。

日本問題専門家の張健●(ジャン・ジエンジャー、●は「吉」の右に「吉」)氏は、「日本の最近の中国に対する外交的熱意から見えてくるのは、中国に接近することで内政・外交面での苦境から抜け出したいという意図だ」と指摘する。その上で同氏は、そうした熱意は「信頼性に欠ける」とし、「1980年代の日中蜜月期とは異なり、最近の日本は中国の経済発展という『快速列車』に相乗りすることを望む一方で、中国を封じ込めたいという『暗く冷たい』矛盾した意識を持っている」と主張した。

フリーランスの学者である羅天浩(ルゥオ・ティエンハオ)氏は、「日本は中国に接近する一方で、台湾を自分側に引き込み利で誘うことも緩めてはいない」とし、「日本の外務省が最近、台湾の世界保健機関(WHO)総会への参加を支持する発言を行ったことから分かるのは、日本は中国と台湾の間に亀裂を作り、その中から利益を得ようとする策略を一貫して変更していないことだ」と指摘した。さらに「日本は中国との関係が改善している時期には特に、台湾に対してこそこそした動きをよくするようになる。中国は、最低ラインに触れない小さな問題によって日中関係が妨害されることを望んでおらず、往々にして日台間のある程度の政府間交流などを黙認してきた。こうした中国の態度が、日本側の『勝手な振る舞い』を許している」と強調した。

東アジア情勢に詳しい日本の政治ジャーナリストの幸内康氏は、「日本の政界の中国と台湾に対する見方はいつまでも『経済とイデオロギーという2種類の協力対象』だ」とし、「広大な市場の中国とは経済分野での協力し、民主的な価値観を持つ台湾とは政治・軍事分野で協力する」と説明した。その上で「日本の中国に対する心情は極めて複雑だ」とし、「日本は国内の深刻さを増す経済・債務問題を解決するため急速に台頭する中国に近づく必要がある。だが完全に異なるイデオロギーを持つ中国の共産党政権に対しては警戒とけん制を持ち続けている。一方の台湾は、中国をけん制するための最良の協力相手の一つだ。日本が常に望んでいるのは、中国と台湾の対立の中から最大の利益を得ることだ」と指摘している。(翻訳・編集/柳川)
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