2018年5月23日、新浪新聞の微博アカウント頭条新聞によると、三輪バイクでBMWにぶつかった若者が貧乏を理由に修理費支払いを拒否している。

記事によると、5月9日、杭州市のマンション敷地内で、黄（ホアン）さんの運転するBMWに宅配荷物を配達していた15歳の少年が運転する三輪バイクが衝突した。ディーラーによると、修理代に1万3000元（約22万8000円）以上かかるとのことだったが、三輪バイクを運転していた少年は支払いを拒否したという。

警察は、三輪バイクを運転していた少年がスマートフォンを見て運転していた前方不注意が原因として、主な責任は三輪バイク側にあると認定。防犯カメラの映像でもその様子がしっかりと映っている。

ぶつけられた黄さんは、相手が15歳の少年であることを考慮して、賠償金4000元（約7万円）で同意したものの、後になって少年は支払いを拒否。現場に駆け付けた宅配便の営業所の責任者が1000元（約1万7500円）を立て替えて支払ったものの、残りの3000元（約5万2500円）の支払いを少年に催促したところ「あなたはそんなに金持ちなのに、僕に支払わせるのか」と言ったという。

取材を受けた黄さんは「弁償を求めないこともできるけど、過ちを犯したのに、貧しさを理由に支払いを逃れようとすることに憤りを感じる」と語っている。

これに対し、中国のネットユーザーからは「相手が金持ちであるからといって責任を逃れていいということにはならないだろ」「そんなに貧しいのにBMWにぶつかる勇気があるのか？この三輪バイクはどれだけ盗人論理なんだよ」「貧しいのはともかく、相手は4000元でいいって言ってくれているんだろ？それすら払いたくないなんて、この頭と態度ではまず豊かになれないね」など、少年を批判するコメントが多数寄せられている。（翻訳・編集/山中）