欧米で物議の出会い系サイトが中国に進出、中国メディアが問題視「政府は早急に調査を」

Record China    2018年5月24日(木) 23時0分

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欧米で物議を醸した出会い系サイトが中国に進出し、サービスを展開していることが分かった。資料写真。

2018年5月21日、環球網によると、欧米で物議を醸した出会い系サイトが中国に進出し、サービスを展開していることが分かった。

問題視されているのは、「シーキングアレンジメント」というマッチングサイト。一般的なマッチングサイトは結婚や恋愛の相手を見つけることを目的としているが、このサイトはパトロンや愛人を見つけることに特化しており、いわば売春目的を公然とうたったサイトだという。

米メディアによると、サイトに登録している人は500万人に達し、そのうち200万人は在学中の学生で、性的関係と引き替えに学費や生活費の支払いを求める。利用者が最も多いのは米国で、カナダや英国、豪州などが続く。

創始者はシンガポール出身の中国系で、マサチューセッツ工科大学(MIT)卒業のMBAビジネスエリート。取材に「経済的に困難な若い女性がお金持ちに囲われるのは幸福なことであり、サービスには何の問題もない」と話している。

そして、このサイトはネット規制の厳しい中国にも堂々進出している。多くのアプリでリンクされ、中国版LINE「微信(ウィーチャット)」の公式アカウントも取得済み。政府工商部門にも登記され、所在地は上海市の自由貿易区となっている。

中国版サイトは、提供するのは「オンライン上のクリーンな出会いだけ」とうたっているが、性犯罪の温床になる恐れがある。政府が早急に介入し速やかに調査した上で、こうした悪質なウェブサービスが中国国内に入り込まないように対策を講じるべきだと記事は訴えている。(翻訳・編集/岡田)

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