こんなものまで?米朝会談の成功を願ってトランプ大統領が用意していたもの=韓国ネット「これでダメになったら戦争も」「トランプの狙いは…」

Record China    2018年5月23日(水) 11時30分

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23日、韓国・世界日報はこのほど、米朝首脳会談が予定通りに来月12日にシンガポールで開催されるかどうか疑問視される中、米ホワイトハウスが用意した「あるもの」について報じた。資料写真。

2018年5月23日、韓国・世界日報はこのほど、米朝首脳会談が予定通りに来月12日にシンガポールで開催されるかどうか疑問視される中、米ホワイトハウスが用意した「あるもの」について報じた。

記事によると、米ホワイトハウスは21日(現地時間)、トランプ米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の顔を描いた記念硬貨「トリップ・コイン(trip coin)」を公開した。硬貨の表面には米国旗と北朝鮮国旗を背景に2人の胸像が向かい合う姿勢で配置されており、それぞれの名前も刻まれている。また「平和会談」のハングル表記と「PEACE TALKS」の表記もあり、国号には「UNITED STATES of AMERICA(米国)」と「DEMOCRATIC PEOPLE’S REPUBLIC of KOREA(朝鮮民主主義人民共和国)」という公式名称が使われている。

また裏面には、米ホワイトハウスと米大統領専用機「エアフォース・ワン」が描かれ、「VISIT OF THE PRESIDENT(大統領訪問)」という文字と「DONALD.J.TRUMP(ドナルド・J・トランプ)」という名前が刻まれている。

記事では、硬貨で金委員長の肩書きが「国務委員長」や「労働党委員長」ではなく、北朝鮮当局が使用する「最高指導者(Supreme Leader)」と表記されたことに注目している。韓国政府は「国務委員長」と呼んでおり、最近北朝鮮を2度訪問したマイク・ポンペオ米国務長官も「金委員長(Chairman Kim)」と呼んでいたとのこと。

また記事では、米ニューズウィーク紙は、「ホワイトハウスはトランプ大統領がサウジアラビアを訪問した際にも記念硬貨を作った」と紹介した上で、今回のコインについて「北朝鮮と米国が支援する韓国の間にデタント(緊張緩和)がつくられているが、米韓共同軍事訓練を理由に、長年のライバル間の対話が中断されそうな状況の中で製作された」と伝えたという。

なお北朝鮮は現在、「米国の一方的な非核化要求を受け入れられない」とし、「米朝首脳会談を再検討する」と主張している。

これを受け、韓国のネット上では750件以上に及ぶコメントが寄せられている。「平和会談が成功して、朝鮮半島に平和が訪れることを願っています!」と期待する声もあるものの、「トランプがここまで準備したってことは(米朝首脳会談に)かなり期待していたのだろうけど、(北朝鮮が)突然裏切りそうな気配を見せるから疑いも大きくなっただろうし、羞恥心もあることだろう。今回はともかく、また(北朝鮮が)おかしなことをしたら2度と機会はないだろう」「ここまでしたのに(会談が)ダメになったら、トランプは気が狂ってしまうだろう。そうなれば制裁ではない戦争も可能」と北朝鮮の動きを非難する声が目立つ。

また米国の意図について「金正恩もこの硬貨を見ていろいろ考えることだろう。それこそがトランプの狙い。『おい、会談は本当に開催するんだよ。記念硬貨まで作った。最高指導者として認めてやろう。でもここまでしたのに俺をがっかりさせたら命はない。分かったか』というメッセージ」「ホワイトハウスがこの時点で公開したのは、会談の破綻や交渉が失敗した際、北朝鮮に責任があることを明確にするためだろう」と指摘するコメントも見られた。(翻訳・編集/松村)

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