<中国人観光客が見た日本>話に聞いた日本人の民度はどこへ?電車で遭遇した理不尽な人

Record China    2018年5月26日(土) 13時30分

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22日、中国のネット上に、日本旅行で遭遇した不愉快な出来事についてつづった旅日記が掲載された。写真は作者提供。

2018年5月22日、中国のネット上に、日本の関西地方を旅行した中国人旅行者による旅日記が掲載された。以下はその概要。

電車内で不愉快な出来事に遭遇した。購入したのは自由席だったため指定の座席はない。1組の日本人中年夫婦が荷物も含めて4人分の座席を占領していた。乗車時間が10分くらいだったら我慢もできるが、1時間20分も乗車しなければならず、私たちは年寄りと子ども連れだ。私はまず荷物をどかして棚に載せてもらうよう丁寧にお願いした。でもこの夫婦は荷物が重いとの理由で拒否した。

そこで私は荷物を棚に載せるのを手伝うと言ったが、この夫婦は面倒くさそうに手を振った。(どうやってコミュニケーションをとったのかと思うだろうが、すべて生かじりの英語とボディランゲージ)ここで私は、理不尽な人に遭遇してしまったことを悟った。仕方なく乗務員に助けを求め、翻訳ソフトを使って、荷物で座席を占領している人がいると言った。乗務員は、「分かった」と目で合図をし、最終的にこの乗務員の助けで私たちは無事に座席に座ることができた。話に聞く日本人の民度はどこに行ったのだろう。もちろんこれは個別の現象で、大多数の人はやはり友好的だ。

日本の地下鉄には高さの違うつり革があり、さまざまな身長の人に便利なようになっている。地下鉄駅では日本人の親切さを実感した。私たちが立ち止まって路線図の前で駅を探していたところ、年配の日本人が近づいてきて、「Do you need help?」と聞いてくれたのだ。まさに「雪中に炭を送る」だ。私たち2人が大きな荷物を転がしているのを見て、エレベーターの入り口まで送ってくれた。また別の時には、出口を教えてくれたおばさんもいた。

1日目は雨で計画が狂ってしまったため街をぶらつくことにし、セブンイレブンで10元(約170円)の傘を買った。使い終わったら捨てようと思っていたが、品質があまりに良いので、1日目から荷物が増えてしまった。しかも1本ではなく3本も。スーツケースを転がし、リュックサックを背負って、手には3本の傘。京都から大阪へ、大阪から空港へ、そして重慶市まで行くなんて、なんだかちょっとさんざんというかバカらしい感じだ。

夜はホテルの温泉に入ったとはいえ、やはりよく眠れず、朝早く起きてしまった。7時半に聞いた通りに一番有名な清水寺へ行くことにした。ホテルは京都駅の近くで、100メートルほど歩くとバスがたくさん出ていた。この数日は、毎回“Excuse me,we will go there”と言ってから、スマホを見せていた。日本人はたとえ知らなくても「知らない」とは言わず、スマホを取り出してGPS機能を使って位置を探し、正確な行き方を教えてくれた。この点やはり尊敬に値する。

初めてバスに乗ったので仕組みがよくわからず、バスカードがないと支払いができないのではないかと心配だったが、ちょうど隣に制服を着た年配の男性がいたので、カバンから硬貨を1枚取り出し、「by bus,can use it?」と聞いてみた。するとこの男性は「OK」と言った。よし、英語が得意ではない私だが、それでも交流はできるようだ。ハハハ!(翻訳・編集/山中)

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